ニコライ 下々の苦労を経験す
と、言うわけで今回のニコライ坊や。ゴミとなるダンボールに篭り臥所を紙の上で体験する。
今まで使用していたクッション、タオルの上とは違い、これは辛そうである。
侍従:如何ですか?陛下。
庶民は大変にございましょう?
世の中にはそれすらもありつけない者達が大勢おります。
重々今の生活に感謝するのが肝要かと存じます。
ニコ:そうか?朕にはこれはこれでまた気に入っておるぞ。

侍従:陛下、世の中ナメてはいけません。そのくらい経験したところで苦労を知ったと思うのは大間違いにございます。一般にノラと呼ばれている臣民達は甘えん坊の陛下とは違い、生きていく心意気が全く違います。お恐れながら腰抜けの陛下とは逞しさが違うのでございますれば。
ニコ:ムヌゥ、三度(「みたび」)朕を愚弄しおって!!
侍従:そうはおっしゃいますが、この前なんぞは侍従医のところで震え慄いていたではありませぬか。
ジョゼ:そうね、あんたには温室生活がお似合いよ。

まだまだ、器が小さいニコライ坊やなのであった。
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