侍従長 専制君主について熟考す
何のことは無い。ロシアンブルーの「露西亜」だから印象の強いニコライ皇帝からとったのであるが、この専制君主について暫し(「しばし」と読みます)考えてみた。
各位は専制君主と聞いて何を連想されるであろうか。
大抵の方々は、前世紀の遺物をお考えか?
実は、今現在でも専制君主国家はたくさんあるのである。
おなじみなところでは「サウジアラビア」。国名に自分の苗字を付けてしまった国である。
和訳すると「サウド家のアラビア」である。仮に日本がそれに倣うとすれば小泉家が君主になると「小泉家のアジア」と言うことになる。
まぁ、石油が出ている分、お金には困らないので貧富の差はあれ、雇用は守られているらしい。
湾岸諸国は大抵このタイプの専制国家である。(除ペルシャ、イラク)
同じ石油に頼っても万民に利益を還元している専制君主国家がブルネイ。
医療費、学費、社会福祉費が全てただ。そのための高税金も払う必要もない。老後も保障されているし願ったり叶ったりである。夢のような国である。年金問題でピーヒャララッタッタァーと言っている国とは雲泥の差である。
まあ、最近先見の明を持っている王が民主化政策を推進したブータンもかつてはそうである。
で、中世で時間の止まっている国が北朝鮮。まぁ、多くを書かずとも各位ご存知の通りである。
専制と聞くと民衆が苦しむことを連想されがちであるが、実はピンからキリなのである。
まぁ、私らが住むこの国は比較的豊かに見えるのだが、食い物も資源も何もない国は世界から総スカンを食らうと今綺麗な格好をしているオネェちゃんも、金持ちぶったおっさん方、ご夫人方も次の日は乞食同然の生活になるのである。
だから、よぉーくこの先どうするべきか考えなければいかんのですよ、ニコライ陛下ってば。

また寝てるし......。
ブログランキング参加中。ポチっとされたし。
