ニコライ 肖像画を寄贈される
この度仙台領主キャバリエわんこのマロン侯爵のご家族であるご息女からニコライの肖像画が寄贈されたのである。
そこで早速ニコライが見分(ここは敢えて「けんぶん」と、お読みください)にかかる。
ニコ:うむ、良い出来栄えじゃ。よく特徴を掴んでおるのう。侍従。
侍従:左様にございますなぁ。あのご幼少にて写真を見ながらとは申せ、中々の力作にございますなぁ。
ニコ:これ、侍従。朕を入れてここで一枚じゃ。
侍従:ははぁ。
「パチリ」

ニコ:どうじゃ。
侍従:良い具合にございます。
ニコ:うむ。
ジョゼ:ねぇねぇ、あたちは?あたちの肖像は?
ニコ:なんじゃ?そちは、そちの分なぞ.....。
侍従:まぁまぁ、ちゃんとご息女様はお嬢様の分も描いておいででございます。ただし、お嬢様の場合は平民なので肖像画とは申しませぬ。陛下とご一緒に描かれておいでです。
ジョゼ:つまんない能書きはいいから早く見せなさいよ。
侍従:これにございます。どうぞ。

ジョゼ:あら、よく描けているじゃないの。あたちはこれは気に入ったのよ。
侍従:よろしゅうございましたな。ところでご息女様はラフスケッチ画もお描きにございますよ。
ニコ:どれどれ。ほう。

ニコ:これはこれでまたよいのう。
ジョゼ:そうね。あたちの隠れシマシマが何とも言えないわね。よく見てるわね。
侍従:ささ、ご両名ともこの辺で。これより給仕係と何処に肖像を置くかこれより取り決めますゆえ。
ジョゼ:ねぇ、皇帝のおにいニャン。
ニコ:なんじゃ、平民の妹。
ジョゼ:平民、平民うるさいのよ。そんな事よりあたち達みんなに大事にされているのよ。
ニコ:そうじゃな。感謝せねばなるまい。

と、思っているかどうかはそこは、ほれ、ネコなので知る由もない。
マロン侯ご家族のご息女様。侍従、給仕係とも素敵な絵をお送りくださり感謝しております。
この場を借りてお礼申し上げます。
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