給仕係 悲鳴をあげる
今日も仕事をテキトーに片付けて帰宅したその直後。
「ギョエ~!!」
っと、言う悲鳴の先に向かったところ

侍従:なんと言うことだ!!またしても金魚の餌袋がやられたのか。
給仕係:は、早く宮廷捜査官を!!
侍従:いや、これは宮廷捜査官の範疇に非ず。特高(特別高等)警察の範疇である。
給仕係:なんでもいいから早く呼んで!!
各位、先の戦争を経験したご祖父母、ご両親がご健在の方は特高警察の恐ろしさは骨身に沁みているはずである。憲兵と勝るとも劣らず泣く子も黙る恐怖の的であったのだ。(機会のある方は一度聞いてみたら)
満を持して特高警察官登場!!
特高警官:(有無を言わさず)犯人は貴様と貴様だな!!こっちに来い!!
ジョゼ:なんなよの。あんた。
ニコ:侍従どうしたのじゃ?凄い形相ではないか。
特高警官:無駄口を叩くな!!因みに侍従は私の弟だ!!
ニコ:そちは一体何人兄弟なのじゃ?

ジョゼ:なんの証拠をもってあたち達が犯人なのよ!!

特高警官:黙れ!!取り調べは署でじっくり聞いてやる!!おいっ!!連行しろ!
(って誰に言ってんのさ。って言うより署ってどこよ?)
流石は特高警察。証拠をでっち上げ拷問をかけて容疑者に自白を強要させる。
検挙率100%は伊達ではない。
(注:実際虐待はしていません。話の筋の成り行きです)
かくして恒例の如く2匹はラーゲリー投獄される運びとなる。
ジョゼ:出すのよぉ~。あたちじゃないのよぉ~。

ニコ:これ、平民。静かにせぬか。沙汰を待つしかあるまい。

ジョゼ:あに言ってんのよ。もとはと言えばあんたがタレ込んだのが原因じゃないのよ!!
(完璧に逆ギレである)

ニコ:よせ!!よさぬか!!不敬であるぞ平民。
ジョゼ:平民平民うるさいわね!!今やあたちはニャンドルなのよ。
(マジギレである)

ジョゼ:勝ったのよ。
ニコ:むぎゅぅ~。

給仕係:今回も迷宮入りですか。
特高警官:いや!!本ニャン達の自白により事件は解決済みである。以上をもって事件捜査を終わる!!
と、言うことで事件は無事解決である。
しかし、今回の真犯人もジョゼフィンであることは十中八九間違いはないであろうが、決定的な現場証拠は掴んではいない。
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