ニコライ ガサ入れす
そのようなとき、傍らにこいつ等がいるお陰でどんなに気持ちが安らいだか改めてその偉大さ(いや、大袈裟だな)、ありがたみがつくづく思い知らされる給仕係と侍従である。
が、やはり、最後の締めは、今日一日を振り返るこの一杯である。
(決して平日は飲みすぎることはない。次の日の仕事に差し閊えるので)
さてと、それはそれとして。
ニコ:ガサ入れじゃ。よもや酒なぞ隠してはおるまいな!!
ジョゼ:それは如雨露の汲み置きよ!!っていうか、なんであんたがガサ入れするのよ。これって警察のおじたん達の仕事じゃないのよ。

ニコ:すでにあ奴等は侍従に買収されているでの。こうして朕が直々に巡回に回っているのじゃ。
ジョセ:最後のビールは、侍従のおじたんが昨日飲んでもう枯渇したのよ。セラーも給仕係のおばたんが封印してしまったのよ。商売上がったりだわね。

ニコ:ならば良いがの。くれぐれも法に触れることはするでないぞ。
ジョゼ:しつこいわね!!そんなことしないのよ!!!こうして如雨露の水しかもうないのよ!!!

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侍従:先ほどガサ入れがあったようにございますが、大丈夫でございますか?
ジョゼ:チョロイもんなのよ。
侍従:では、あれを。
ジョゼ:取っておいたのよ。今日はこれよ。

侍従:おぉ!!!こ、これは、ご禁制の。
ジョゼ:しかも、皇帝のお兄ニャンの謁見の間がよもや飲み屋に早変わりなどと夢にも思わないのよ。
侍従:流石は、お嬢様。能ある猫は爪を隠すと言いますからな。
ジョセ:鷹よ。じゃ、あたちは見張りに就くのよ。あんたはゆっくりやってるのよ。後で、モフモフ一昨日の分合わせて160回払うのよ。
侍従:こ、これは、ボッタクリにございます。
ジョゼ:ご禁制は高いのよ。

ニコ:これでしばらくは朕の帝国は安泰じゃ。

知らぬはニコライばかりなりにけり。
って言うか、陛下、お嬢様、ごめん、もうこのネタは無理にございます。!!
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