ニコライ 金銭感覚を維持できず
リーマン・ブラザーズ証券が倒産した。
余波がこの国に飛んでこないことを只々祈るばかりである。
そんなわけで場面は謁見の間である。
ニコ:侍従!!侍従はいずこ!
侍従:ははっ、ここに控えております。(毎回この呼び出しかよ)
ニコ:先ほどリーマン・ブラザーズがどうしたこうしたテレビで言っておったが、
そのリーマンうんにゃらとやらはなんなのじゃ?
サラリーマンの兄弟のことか?
世の中にそのような者達は五万といるじゃろうて。

侍従:へ、陛下。そうではございませぬ。(アホかい!!こいつ)
彼の国のそれはそれは大きい証券会社が破たんしたのでございます。
ニコ:おぉ!!思い出した。そうであったな。
じゃが、それは米国銀行が助けるはずではなかったのか?
侍従:それが、その銀行がメリルリンチなる証券会社のほうが儲かるとのことで
そちらを買収し、リーマンを見捨てたよしにございます。
ニコ:何?溺れて藁を掴んでいる相手に手を差し伸べたわけではなく、竹の棒で
水面下に押し沈め溺れさせたと、そちは申すか。

侍従:結果的にはそうなりましょうなぁ。
ニコ:むごいものじゃ。

侍従:ご存じですか陛下。米国銀行は、5兆ドルを拠出してでもリーマン・ブラザーズ証券を
救出するよりもメリルリンチを買収したほうが儲かると踏んだ様にございます。
5兆ドルですよ。陛下。
ニコ:そんなにすごい数なのか?その5兆ドルというのは。
朕の毎日食べるカリカリの粒よりも多いのか?

侍従:陛下のカリカリの数で例えるなれば、陛下の宮殿などカリカリの粒の山に簡単に
埋もれてしまいます。
陛下におわします国のお金では1ドル104円として520兆円にございます。
この国の年国家予算が大体83兆円ですからすごい額にございます。
っていうより、米国では一民間銀行がそのような金額を「ポイ」と出してしまうので
ございます。
凄い資金力にございます。
ニコ:いま一つピンとこない額じゃのう。
侍従:モフモフでいえば13京モフモフでございます。
ニコ:「京」?
侍従:「兆」の更に上の数の単位にございます。
ニコ:な、な、なんと!!すごいのう。
侍従:本当にわかっていらっしゃるのですか?
ニコ:なんじゃ?疑っておるのか?モフモフの数が凄いことだけはわかった。
侍従:こんな国と戦争したって勝てるわけがない理由がおわかり頂けましたか?
ニコ:なんとなくのう。

侍従:いけませぬな、もう少し世の中に関心を持ってもらいたいものにございます。
ニコ:す、すまぬ。

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