ニコライ ジョゼフィンと語り合う
ジョゼ:皇帝のお兄にゃん、やっぱり金融ボロボロになっちゃったのよ。
ニコ :暫くは辛抱じゃのう。

ジョゼ:この先、あたしのお店もどうなっちゃうのかしらね。
ニコ :さぁ、どうかのう。侍従次第じゃろうて。

ニコ :しかしのう、このまま円高が続くと輸出業がガタガタじゃ。
そうなると円高ゆえ、今まで100ドルで売れていたものが90ドルに値下がりしてるでな。
儲けが減る訳じゃ。
ジョゼ:じゃ、輸入するときには安く手に入るのね。
ガソリン安くなるのよ。

ニコ :でものう、油は外貨で買うでな。外貨は、輸出したものに対して支払われるのじゃ。
そうなると外貨は減るという仕組みじゃ。
ジョゼ:なるほどなのよ。
じゃ、外貨が減ると言うことは?

ニコ :油を買う金が少なくなると言うことじゃ。
ジョゼ:外貨が少ないと油が買えなくなるのよ。
ニコ :当然、油を使えば備蓄量も減ってまた価格が上がるでな。
ジョゼ:じゃ、暖房は油をやめてオール電化にするのよ。

ニコ :ところが油が値上がりすれば電気代も値上がりするでな。
ジョゼ:どうして電気代が上がるのよ。関係ないじゃないのよ。

ニコ :電気は、火力発電だでな。
油を燃やした熱で湯を沸かした水蒸気でタービンを回して発電するのじゃ。
原発はウランを燃やすゆえ、油は関係せぬが放射能が漏れたら皆被曝するでな。
事故が怖いのじゃ。あれを大量に浴びたら萎びた野菜のように死んでいくわ。

ジョゼ:さて、どうしたもんかしらね。

ニコ :はて、どうしたものかのう。

侍従 :って言うか、お二方が心配しても仕方がありますまい。
とりあえず、ご飯の心配でもしてくださいまし。
ニコ :それもそうじゃのう。
ジョゼ:全くだわね。

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