ニコライ 雪中行軍を経験す
「これではいかん!!」
との帝国議会の決議により(いつできた?そんなもの)急遽ニコライ皇帝の雪中行軍訓練が開始されることになったのであるが.....。
侍従 :と、斯様な決議でございますれば早速行軍準備を行いましてございます。
ニコ :なんじゃ、その決議は!!!
なにゆえ、非ニャン道極まる斯様な決議が通るのじゃ!!

侍従 :議会採決満場一致の結果にございます。
さ、さ、ご準備を。
ニコ :議会と言ってもそちと給仕係の独善ではないか!!
全く!
寒そうじゃのう。
どうしても行かねばならぬのかのう。

侍従 :陛下、帝国内最下層の通称「ノラ」と呼ばれる臣民達はこの寒さの中を
春が来るまで忍ぶのでございます。
皇帝たる陛下におかれましては下々の苦労を御理解頂くために是が非でも
経験してもらわねばなりませぬ。
よろしいな!!
ニコ :あまり気が進まぬのう....。

侍従 :ニコライブルグ(札幌)は、まだ寒さは優しいほうにございます。
皇帝たるものそのようなヒヨヒヨにて如何なさいます!!
さ、さ、参りましょう。
ニコ :うぅ、足が冷たい!!

侍従 :ご辛抱なさいませ。
ニコ :切ないのう。

侍従 :重ねてご辛抱なさいませ。
ニコ :結構しんどいのう。

侍従 :今暫らくご辛抱なさいませ。
ニコ :これは難儀じゃのう。

侍従 :何はともあれご辛抱なさいませ。
ニコ :ダァ~!!
もう耐えられん!!帰還する!!!
これ、侍従、何をしておる!!
肩を貸さぬか!!
侍従 :もうご帰還にございますか。
(やれやれ、辛抱のない.....)

と、言う訳で家に着くと一目散に湯たんぽへ直行のニコライである。
ニコ :あぁ、辛かったのじゃ。
なにゆえ朕が斯様なことを....ぶつくさぶつくさ。
ジョゼ:お疲れ様なのよ。

ニコ :全く、侍従め!!...ぶつくさぶつくさ。

いつしか昼寝に身を処す2ニャンであった。
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