侍従 バルチック艦隊について考える
そこで見つけたのが、
ジョゼ:「壊滅!バルチック艦隊」なのよ!

日本側の記録として日本海海戦の記録は数あれどもロシア側からの観点で捉えた貴重な記録である。
(著者は帝政ロシア海軍記録士官)
ロシアバルチック艦隊の状況が淡々と記録され非常に興味深い本である。
侍従が興味深かったのは敵味方双方について冷静に記録として残していることにある。
敵(連合艦隊ですね)を一方的に悪く書かず見方を過分に美化せず記載することに信憑性がある。
これは一つの立派な記録文学である。
ジョゼ:所詮、船に乗って殺合いをしたお話しなのよ!!

とは言え、当時の帝政ロシア海軍の士官、水兵たちの心境が書かれていてなかなか興味深い。
苦難の航海の揚句、敗北に喫したロシアバルチック艦隊。
乗組員の心境を垣間見る一冊である。
ニコ :全くご苦労なことじゃ。
そういえば朕には艦隊がないのう。

ネコには不要でございます。
さて、この本。
お勧めしたくともそれは無理な話である。
なぜなら
ニコ:絶版しておるからじゃ。

あぁ、いい本なのに。
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