侍従 救われず
やれやれ、やっと片付いたと思い、日中に帰宅し、昼寝をむさぼっていると悪魔の携帯電話の呼び出しがかかる。
無情にも会社から正月元旦に要員不足のため元旦からやはり仕事に駆り出されそうな侍従である。
ニコ :そちも苦労が絶えぬの。

侍従 :全くにございます。
ニコ :それもそちの運命じゃて。

侍従 :運命などと言う言葉で片付けるのはおやめ下さいまし陛下。
ニコ :なんと、そちはそうは思わぬのか。

侍従 :運命と言う言葉は人間を冒涜する言葉にございます。
その言葉にはそこで思考を停止させる悪が潜んでおりますゆえ。
人間たる向上および難局打開に対する意思を萎えさせる悪魔の言葉に
ございます。
ニコ :そうかの。

侍従 :陛下もお嬢様にニャンモックを取られたのを運命と考えずに奪回する
ことをお考えくださいまし。
少なくとも毛布にくるまるは皇帝たるもののやることではございませぬ。
ニコ :えぇい!!
不敬であるぞ。黙らぬか!!

侍従 :して、あのお嬢様に立ち向かうことができましょうや?
ニコ :む、無理を申すでない。

嗚呼、ニコライや.....。
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