全くネコながらこの国の風情を憂う天晴れなニコライ皇帝陛下である。
(今日は自分を棚に置いてぐだぐだとした話が長いのである)
侍従 :おや?如何なさいました?陛下。
ご表情が優れませぬが。
ニコ :最近世の中が悪い方向へ悪い方向へと向かっている気がするのう。
そうは思わぬか?侍従。

侍従 :(ギ、ギクっ)あ、え~、そ、それは臣とお嬢様の.....。
ニコ :ん?何をそこでつまらんことをぶつくさ言っておるのじゃ?そちは。
朕のニコライブルクを取り巻いている日本と言う国のことについて
言うておる。

侍従 :あ、そ、そ、そうでございましたか。(ほっ)
そうでございますなぁ。世論もマスコミに踊らされて真実を見よう
ともしませぬゆえ。
行きつく先が根拠なき世論暴走にございますな。
ニコ :全くじゃ。マスコミなどという物は、言論の自由を保障する代わりに
言葉に税金をかければいいのじゃ。
少なくともそうすれば、税収アップ。そち達の老後の年金の心配もな
くなるでな。
マスコミに踊らされて世論が事実を確かめもせず騒ぎまくるのが良く
ないのじゃ。
マスコミには発した言葉に責任を持たせるためにも言論税は導入すべ
きなのじゃ。
さすればこの国の国民も少しは大人になるじゃろうて。

侍従 :何故斯様な風潮にすぐ染まりましょうや。
ニコ :全ては教育じゃ。
高潔な人格たる教育を放っておいて受験勉強に偏りすぎて世の中の仕組
みと言うものを学んでいない証拠だでな。
本当の意味の言論の自由とか個の権利とかを履き違えて権利を主張して
いる始末じゃ。

侍従 :そう言えば侍従の周りにも立派な学業を納めているのにも関わらず日常
生活の基本が全くできていない輩がたくさんおります。
自分は良く見られようとか、自分だけは損してなるものかと言って平気
で人の心を踏みにじる輩でございますが。
ニコ :そんな奴等はいざと言うときには誰からも相手にされぬでのう。
全く卑しい国民性になり下がったものじゃ。
このような国になってしまったことを知ったら先の大戦で子供4人を残し、
無念を抱えつつ戦死したそちの祖父も浮かばれまいに。

侍従 :うぅっ(T_T)。お心遣い痛み入りまする。
翌日になると手のひらをひっくり返して変貌する国民性ですからなぁ。
ニコ :知っておったか?侍従。
議員を「先生」と言って崇めているのは世界的に見ても極東3国だけだ
そうじゃ。

侍従 :ほう。左様でございましたか。
ニコ :歴史背景から中華思想が先に伝来した経緯で仕方がないのじゃろうがのう。
真の民主主義が確立されている国は、立候補した議員が当選後、その者
が能無しだった場合は2度と当選はできぬし、面と向かって有権者から
罵倒されるらしい。
期待をして支持して入れた一票なのに見事裏切りやがってという思いが
強いらしい。
それだけ奴等は選挙の票の重みと言うものを過去の歴史からわかってお
るのじゃろう。

侍従 :それはそうでしょうなぁ。
人から搾取した税金でそれなりの結果を出せなければ致し方があります
まい。
ニコ :従って、朕が下した結論は、こうじゃ。
いっそのことこの国は民主主義を廃止して有能たる朕がこの国を治めよ
うと思うのじゃがのう。

侍従 :おぉ、陛下。流石は、ニコライブルクに冠たる陛下にございます。
臣は敬服致しました。
ニコ :さすればじゃ。
まず、人格的にも、道徳的にも欠落しているそちは真っ先にシベリア送りじゃ!
全く、あの平民と未だ癒着を続けおってからに。
私腹を肥やすのもいい加減にせぬか!!
この、たくらんけ!!
侍従 :げっ!!陛下!ご存じだったのでございますか?
キャー!!(≧▽≦;)
ぴ、ピンチ。
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