ジョゼフィン 懐柔政策順調なり
だが、第三者に押しつけられた民主制はやがてその形相を衆愚化または歪んだ政治形態に変異していくのは至極当然のことである。
(そりゃそうだ。もともと市民に民主政治の志なんか持っちゃいないんだから)
それを見越してか、ジョゼフィンがことの本質を侍従に説いている今日である。
侍従 :如何なるあんばいにございましょうや、お嬢様。
ジョゼ:う~ん...まぁまぁってとこね、なのよ。

侍従 :何を悠長なことを。
シベリア送りですよ。シベリア送り。極刑なんですよ。
ジョゼ:何のために議員達に資金(モフモフ)提供して金(モフモフ)を握らせてると思って
いるなのよ。
ここ一発って時にあたし達の思い通りに市政、国政を動かすために資金(モフモフ
)を使って議員を手足のように操ってきたじゃないの、なのよ。

侍従 :いや、そうではございますが。
ジョゼ:所詮、選挙における市井意思の票なんてものは、まやかしなのよ。
全ては派閥と組織票あるのみなのよ。
政策の良し悪しがわかってて投票している人なんてほんのわずかなのよ。
もともと教育機関だって本腰入れてそんな教育してないんだからなのよ。
ニコライブルクの政治は衆愚化しているから心配いらないわなのよ!!
こちらの思うがままなのよ!

侍従 :嗚呼、お嬢様。何と言うことを....。
ジョゼ:侍従のおじニャンも間接なりともそう言う世界を見てきたでしょなのよ!!

侍従 :だぁ~、もう!!お黙りくださいまし!、しぃー!しぃー!!
(言ってはならないことを次から次へとベラベラとホントにもう!!)
まったく、どこぞの国と一緒で陰謀渦巻く泥臭い宮廷議会なのであった。
とほほ。
