ニコライ 領地へ作物栽培の勅許を下す
長い冬が終わりを告げ、やっと雪も無くなり、春が来たありがたみを切々と感じる侍従である。
そうなると早速宮庭の造成が始まるのであるが.....。
ニコ :侍従、侍従はこれへ!!

侍従 :ここに控えております。
ニコ :おぉ、そこにおったか。
いや、ほかでもないがの。
今年は朕の宮庭に何を栽培するのか報告いたせ。

侍従 :はっ。
詳細は給仕係との調整は必要ですが、連作障害を避けるため昨年はジャ
ガイモを栽培しませなんだ。
然るに昨年土地を休ませた由、今年はジャガイモ栽培に力を入れようと
存じまする。
ニコ :して、後は作物を植えるだけの状態にしておろうの。

侍従 :斯様に万事取り計らいましてございます。
(ネコの額ほどの栽培場)

ニコ :あ、そう言えば、じゃ。
そちの父たる大侍従が管理しておる朕の保護領たる領地とそちの従兄弟たる
準統治領はどうなっておるか。

侍従 :陛下の保護領につきましては今週、領地を耕す予定にございます。
準統治領につきましては広大なるため今月末よりトラクターにて耕す予定に
ございます。
ニコ :うむ。
しっかり作物栽培に励むがよい。

侍従 :ははっ。
安んじてお任せあられますよう。
あ、そう言えば給仕係がキャットニップの栽培許可を申請しておりましたが。
ニコ :良きに計うがよい。
退れ、朕はもう眠い。

侍従 :御意。
そんな訳で、事業を行う傍ら秋の収穫、出荷が終わるまで玉ねぎ畑で農奴と化す侍従なのであった。
フレイ:豊穣は、妾に任せておくのぢゃ。
豊作間違いなしぢゃ。

侍従 :あ、いや、女神様。
あまり豊作にして頂くと玉ねぎ価格が暴落しますゆえほどほどで結構に
ございます。
フレイ:そ、そうかのう。

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