侍従 A型インフルエンザについて思う
よほどのことがなければ第一次世界大戦と言う言葉を聞いたこと無いと言う人はいないだろう。
その通り、第二次世界大戦が起こるまで人類史上これほどまでの大規模に組織だって人間同士が殺し合う出来事はそれ以前の歴史を顧みても例がない。
そんな不毛な戦争が終わる原因は、独逸や露西亜で革命が起こったとも墺太利でハプスブルクに国民が幻滅したこともさることながら、実のところ直接の原因はマスコミでよく言われているスペイン風邪のせいである。
まぁ、4000万人がそのせいで命を失ったとなれば戦争どころではない。
4000万人と言えば当時の欧州の一国の人口に匹敵する。
必然的に戦争は物資補給を継続できた連合国側がタナぼた式にたまたま勝ったと言った方がよいのである。
ヒトは病原菌が体内に取り込まれると白血球がその病原菌を退治しようとする。
しかしである。
侍従は最近こう思うのである。
これは以前にもブログにも書いたことがあるが、実は人類と言う者は地球から見た場合、如何ともし難い病原菌で、大気は汚染するわ、地表は荒れさせるわ、自然資源は食いつぶすわでどうしようもないウィルスなのではないか。
で、地球から見た白血球ってやつが実は毎年発生するインフルエンザなのではなかろうか。
このインフルエンザで少しでもヒトを退治して少しでもこの病原菌を減らそうとしているのではないかと考えてしまうのである。
エコも、地球にやさしいって言う発想もそれはそれで正しかろう。
しかし、それでも地球に言わせると、もう人類を養う能力が限界にきているのではなかろうか。
地球は本当に生き物でこれが地球にとって「もう面倒みきれぇ~ん!!」となった場合に天変地異とか疫病、強いては戦争が発生して人類を目減りさせているような気がするのである。
では、地球にやさしくと言ったところで今現在の生活様式を手放して今更生きていける訳がない。
ちょっとしたエコをしたところでここまで人口が増えてしまった今では焼け石に水である。
ひとりひとり、せめて自分だけでもと言う考え方は絶対必要であり正しいことであるが、世界規模でみた場合、一個人にその教育が施されているかと言うとまだまだ浸透していないのではなかろうか。
病原菌だってその宿主が死んでしまったらその病原菌自身も死滅する。
ヒトと地球の関係もそれと同じなのだ。
かと言って、せっかく生まれてきた命を人為的に殺めることもできる訳がなく、この先行き着くところまで行くしかないのだろうか。
ニコ :ふわぁ~。
侍従め。言っても先無きことをまた朝っぱらからぐだぐだとぬかしておるわ。

ポチっとされたし
