侍従 最近の車に憤慨す
新聞など真剣にお読みになるは珍しゅうございますな。
ニコ :のう侍従。
このHV車なるものは一体何か?

侍従 :あぁ、これでございますか。
ハイブリット車にございます陛下。
従来の車と違い、発進時は電気モータで動き、スピードに乗ったらエンジンに切り
替わって走る車にございます。
ニコ :ほう、斯様なことを全部車がするというのか?

侍従 :左様にございます。
ついでに発信、変速もアクセルを踏むだけで全て自動にございます。
ニコ :どうじゃ、侍従。
そちも自営業になって車は使うじゃろう。
いっそのこと今乗っているそちの車をこのHV車とやらに変えてみてはどうか。
運転操作も楽そうだしのう。
燃料代も節約できるし、税金も安くなるのじゃろう?

侍従 :お言葉を返すようで大変恐縮なれど陛下。
プリウス考えないわけではありませぬが、どうも変速も燃費も走行も全自動って
言うのはちょっと気に入りませぬ。
やはり発信、変速はクラッチを繋いで動かさなければおっかなくて運転できませ
ぬ。
車は両手両足を使って運転するものにございますれば。
ニコ :ふん、くどくどと御託を並べおって。
そちは本当に古い人間じゃて。

侍従 :給仕係も臣と同様な意見にございますればほっといてくださいまし!!
(プイ!!)
ニコ :やれやれ、
困った頑固者よのう。

最近はオートマ車ばかりである。
トヨタなぞは、遂に販売車種からマニュアルミッションの車が無くなってしまった。
アクセルを踏むだけで発進する車は危ない。
よく、アクセルとブレーキを踏み間違えたとか、アクセル踏み込みすぎて暴走したとか言う話を聞くが、暴走を抑止するためにクラッチという構造があって安全装置としてエンストと言う状態を備えてたはずなのに。
車は一歩間違えば凶器なのだ。
本来そんな簡単に動かせる構造にしてはならないのである。
ポチっとされたし
