フレイヤ 見染められる
それはネコの世界でも同様である。
そんな、ポカポカ陽気のニコライバルコニーでことは起こったのであった。
侍従 :へ、へ、陛下ああああぁ!!
一大事にござます。
ニコ :静まれ!!何事じゃ、騒々しい!!
ジョゼ:何々?なにかあったの?なのよ。

侍従 :実は、あの女神様に一目惚れをされた御ネコ様がいらっしゃるによし。
ニコ :な、なぬぅ!!
して、その者は一体何者なのじゃ?

侍従 :<まろ君とグーグー>のまろ様にございます。
陛下!!この難事、如何取り計らえばよろしゅうございましょうや?
ニコ :しばし待て!!
今、考える。

ニコ :そうじゃ!!
これ!まろとやら。
あのようなお転婆で気が強い娘に関わった暁にはそちのニャン生が台無しになる
は必至じゃ。
あの自称女神に一目惚れしたそちの勇気は称えるがのう、今からでも遅ぉな
い!!考え直すことじゃ。
悪いことは言わぬ。自分のニャン生をだいじにいたせ。
そち自ら間違った歴史を歩むことはするでない。
そちのため思うて心を鬼にして言うておるのじゃ。
よいな!!

ジョゼ:まろ君のおにいニャン。
女神様はうちの店では一番人気が高いなのよ。
身請けしてもらうにはモフモフがゼロ8個つくなのよ。
それだったらあたしのお店に来て女神さまをご指名して欲しいなのよ。

フレイ:どうしたのぢゃ?
何かあったのか?

侍従 :な、なんでもありませぬよ、女神様。
まろん様、まろ様、フレイヤを贔屓にして頂いてありがとうございます。
ですが、ニコライ陛下が宣っていることは本当です。
どうしてこんなに気が強いのか(笑)。
ポチっとされたし
