侍従 旅行完了をニコライに報告す
全く午前中に金沢を出発して昼過ぎには新千歳空港に到着とは、全く便利で恵まれた時代である。

一刻も早くネコ達に会いたい一心にて高速道路を飛ばしに飛ばしまくって帰宅した侍従と給仕係である。
(あぁ、内地から来たレンタカーの方々、120㎞/hくらいで追い越し車線を走ってたら遅いって怒られますよ)
ニコ :して、金沢はどうであったか。

侍従 :ははっ!!。
街の質、料理の技術/味、客をもてなす志、文化水準の高さ、全くニコライブルク
と比べるとちゃんちゃら可笑しくて話になりませぬ。
ニコ :当然じゃろうて。
朕の帝都は世界最高だでな。

侍従 :お恐れながら陛下。
全く逆にございます。
余裕をぶちかました勘違いも甚だしゅうございます。
目を開けたまま何を寝ぼけたことを仰られているのでございましょうや。
ニコ :なぁんと!!
そちは、朕の帝都は足元にも及ばぬと申すか?

侍従 :ははっ。
口の端も憚り多きことながら。
このニコライブルク、古都金沢に追いつくにはあと300年は必要にございま
しょう。
強いて言えば、勝っていると言えるものは道幅だけにございます。
(しつこいって(笑))
ジョゼ:はっ!!
そういえば、仕入品があるはずなのよ。

フレイ:そうぢゃ!
妾のお供え物もあるはずぢゃ!!

ニコ :これ!!待たぬか!!!

ニコ :それらの品は、朕の朝貢品じゃ!!
勝手に触れるでない!!
ジョゼ:(この、どケチ傀儡皇帝!!なのよ)

嗚呼、ニコライ。
またしても勘違い甚だしい。
これは隣ご近所のお土産だって。
ポチっとされたし
