ニコライブルク 放射能漏れ事故が発生す
その恐ろしい物とは何か。
放射能である。
放射能は遺伝子を破壊し、癌を発病させ、影響度の強弱の差はあれ次世代まで害を及ぼすと言われている。
ニコライブルクには4つの原子炉があるが、その中でいちばん最大の原子炉は階段下のこの第4原子炉である。

この原子炉の中で発生する放射能性物資を科学処理班(侍従ね)が朝と晩に放射能除去作業を行うのである。
そのような中、事件は数時間前に遡る。
今日の侍従は用足しでちょっと洞爺湖方面まで行き帰ってきたのであるが、いきなりである。
侍従 :ややや?!
こ、これは!!

(直視すると被曝するので科学処理をしております)
ニコライ謁見の間に放射能1レムがメルトダウンしている!!
これはテロの疑いが強い!!
早速、科学処理班(これまた侍従なんだけどさ)の活躍で放射能除去が完了後、容疑者取り調べである。
侍従 :女神様、このような次第ですが身に覚えはありませぬか?
フレイ:何を言っておるのぢゃ、侍従。
今日、妾はそなたの目の前で第一原子炉で核融合したのを見ていたであろう。

侍従 :恐れ多きことながらちょっと拝見させて頂きとうございます。
フレイ:この、罰あたりめ!!
ほれ、このとおりぢゃ!!

(お尻の下の黒いのは毛の色です)
侍従 :そうですなぁ。
それにあの放射能の単位は女神様の普段の奴から見れば太すぎますな。
これでフレイヤの過失による放射能漏れの容疑は晴れるのである。
侍従 :お嬢様、まさか景気不振の腹いせに斯様なことを!!
ジョゼ:あに言ってるなのよ!!
あんた、今さっきあたしが第3原子炉でやった放射能を核融合処理してたじゃない
なのよ!!

侍従 :そうでしたなぁ。
たった今、臣もこの目で確認してますゆえ、容疑は晴れてございます。
と、なるとぉ、残りは陛下....か。
陛下!!陛下は何処(いずこ)!!
ニコ :な、なんじゃ?
朕は逃げも隠れもせぬ!!

侍従 :(じゃ、なんでそんなところに....)
ニコ :朕がそのような粗相を起こしたとでも言うか!!
不敬じゃ!!

侍従 :消去法から言えば陛下しかおりませぬ!!
ニコ :何の証拠があってじゃ!!

侍従 :証拠?
ほう、この国にそのような法が存在するとは思いませなんだ。
陛下が過去、そうしてこられたように、それに従って頂きます!!
お連れしろ!!
ニコ :あぁ!!
何をする!!

暫くの間ロンドン塔に幽閉され徹底的に尋問を受けたニコライであった。
しかし、東の帝国ではこのような核実験が同名の皇帝陛下の名の下、頻繁に行われているらしい。
伯爵夫人様兼、影武者おばさまの恐怖は想像を絶するものがあるのは侍従だけではあるまい。
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