ニコライブルクの物語
ジョゼフィン マンション立退き勧告
成熟している国家社会ではその住民達にはそれ相応の保障が付くが、人権が確立していない国家及び貧富の差が著しい国家、貧困な専制国家などでは時の権力者によって住民は単なる邪魔者扱いされるのが悲しいことであるが現実でなのである。
そんなニコライ宮殿も例外ではない。
ニコ :のう侍従。
あの場所を朕の第2の謁見の間とするでな。
よいかの。

侍従 :いやいやいや、お待ちください陛下!!
あの場所にはお嬢様のジョゼフィンマンションが建っておりまする。

ニコ :あのような平民の掘っ立て小屋なぞさっさと強制退去させよ。
朕の宮殿にはふさわしいとは思えぬでな。
そちの裁量でなんとかいたせ。
よいな!!
しかと申しつけたぞ!!

侍従 :と、言う訳で立退き強制退去が通達されております、お嬢様。
ジョゼ:そんな横暴な話しなんてないなのよ!!
あたしは絶対退かないなのよ!!

侍従 :(そりゃそうだよなぁ.....)
察してくださいましお嬢様。
私も宮仕いで辛い立場なのでございます。
ジョゼ:聞く耳もたぬわ!!なのよ!!

侍従 :と言う訳にございます。
陛下。
ニコ :全く、そちは不甲斐ない奴じゃて。
どれ、視察に行くかの。

ニコ :おのれぇ!!あの平民め。
この朕に逆らって籠城する気か。

侍従 :(困ったなぁ)
ニコライの気まぐれにより立退きの危機に瀕するジョゼフィンマンション。
果たしてこのまま権力に屈し、強制退去となってしまうのか。
それとも一発逆転の名案が思いつき、この難題を乗り切ることができるのかジョゼフィン。
互いの利権を争うこの展開!!
一体この先どうなってしまうのか!!!
....続く。
ポチっとされたし

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