フレイヤ パブを取り仕切る
疲労困憊である。
この季節はいつもこうなのだ。
個人事業主になって時間に融通が利くようになってからはなおさらである。
そんな中、くたくたに帰ってきた侍従を癒してくれる猫一人。いや、一匹。
フレイ:これ、侍従。
御苦労であったの。今日は、平民から店を任されている妾が特別に
これを用意したのぢゃ。

侍従 :おぉ!!こ、これは。
ムーラン・ナ・ヴァン。
ガメイ種の葡萄酒ではありませぬか。

しかも、これ、今となっては前世紀の葡萄酒。
我が家の酒蔵を物色していたら偶然見つけた。
(こんなの買ってたんだ)

侍従 :女神様。
ありがとうございます。
これで明日も頑張れましてございまず。
フレイ:もう、今日は早う休むのがよいのぢゃ。

疲れた。
一杯飲んで休むとしよう。
出荷作業の侍従のためにポチっとされたし
