今日は読んで頂いても何のためにもならず、毒にも薬にもならない侍従の愚痴である。
はっきり言って今日の記事はダラダラ長いだけで面白ものではないことを予めお断りしておく。
なので、読み飛ばしてもらって可である。
父、大侍従の介護、その他色々あって時間に束縛される給料取りはもうそろそろ限界だなぁと思い会社を辞めたのだが、会社を辞めて自分で事業をやり始めたら何かと物足りないものが出てくるものだ。
何かと言うと普段、客先に行く以外は日中人と全く話さないことである。
仕事をしていても誰に聞くこともなく、休み時間に昔のように同僚と世間話しすることもない。
たまぁに昔の同僚とススキノに行くくらいである。
儲かる仕事が逐次ある訳でもなく、仕事も自分で営業し、収入も安定せずである。
ただ、自分のペースで仕事ができることと、贅沢なことに仕事を選べる(この客はやばいなと思ったら断れる)、時間を自由に使うことができる(父の通院や介護だったりね)くらいである。
(あ、給仕係の高給のおかげであることも言い忘れてはならないのだが)
ただ、仕事を失敗して客を怒らせると当然自分が全責任を負うことになる。
悪い噂は100の信頼も音速以上の速さで失墜させる。へたすりゃ賠償問題もでてくる。
(そりゃそうだ。会社じゃないから上司が代わりにって言う訳にもいかないしね)
そうこうやっているうちに時間はどんどん経ってゆく。
ノッポさんの「グラスホッパー物語」のセリフじゃないが若き日はどんどん遠くなる。
だが、あまりにも若いうちに何でもやりすぎるとこれはまたこれで困ったもので、今の侍従は特にやりたいことがない。
結婚もした。車もある。家も建てちまった。大好きな欧州にも何回か行ってみた。
旧植民地に足を踏み入れて現地の人たちとも話もしてみた。
全く欲なしになってしまった。
(でも、いつかはアモーレ国と東の帝国には行ってみたいぞ)
これじゃ寺に入って坊さんになった方がいいのだろうかと思うこともある。
ただ、母が眠る納骨堂がある寺の坊主をやっている同級生の弟に言わせると
「おんどれは、ガキんちょのころから煩悩の塊じゃ!!ボケ!!」
と、言われそうである。
当面の心配は近い将来の己の老後の心配だけである。
まぁ、世の中順風満帆でもそれはそれで全くつまらない人生であるのだが。
ニコ :これ!!侍従!!
そちのその虚しさはただ単にプロ野球がオフになったからじゃろうに!!
愚痴っている暇があれば朕らの世話をせぬか!!

ジョゼ:さっさと、稼いで借モフを返済するなのよっ!!
いつになったら完済するなのよっ!!

フレイ:ぢぢぅう。妾は腹が減ったのじゃ。
早よぅご飯にしてくれ給う。

ほんと、こいつらがいてくれるお陰で当分は退屈することはあるまい。
と、言うよりだらけていると給仕係から脳天空竹割りを喰らってしまうぞ。
気合いを入れなければ!!
フ抜けの侍従に気合いを入れるためポチっとされたし