ニコライ 初冬低温行軍訓練
侍従 :ささ、陛下。
早速ご準備を。
ニコ :嫌じゃ!!!
朕はもう少し眠りたいのじゃ。

侍従 :なりませぬ。
本日は燃えないゴミ出しの日にございます。
そのついでと言ってはなんですが、皇帝たる者、訓練を受けて頂きます。
ニコ :断る!!

侍従 :なりませぬ!!
かくして強行訓練。
ニコ :じ、侍従!!
まだ地面が凍っておるではないか!!

侍従 :だからこその訓練にございます。
ニコ :そち、このさなか、またその格好か!!寒ぅはないのか!!

侍従 :ニコライブルクに四十うん年生きてきたのでございます。
たかだか氷点下2℃くらいの気温でまいる侍従ではありませぬ。
ささ、宮廷領地を巡回なされませ。
ニコ :うぅ、寒いのう。
ここは、異常なしと。

ニコ :くすん、ここも異常なしと。

ニコ :一応通る車もスタットレスタイヤに変えておるようじゃ。

ニコ :ここも、問題なさそうじゃ!!
侍従!!もうよかろう!!

侍従 :何を仰る陛下!!
陛下の広大な領地には野良と呼ばれる臣民たちがおるのでございます。
彼の者たちはこの季節から吹雪荒れ狂う季節でも必死に生き抜いておりまする。
それから見れば陛下なぞ、温室育ちのヒヨヒヨではありませぬか!!
ニコ :ヒヨヒヨでも構わぬ!!
寒いものは寒いのじゃ!!
朕は中に入るでな!!

嗚呼、ニコライや。
このくらいの寒さでネをあげるとは情けなし。
ニコライが強き君主になるためにポチっとされたし
