(おことわり
毎度のことながらこれはあくまでもネコブログである
何ら政治経済を真剣に討論するブログではないことを明記しておく)
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世の中にはよく空気の読めない人間がいる。
それ自体は何ら罪ではない。
むしろ微笑ましいくらいである。
だが、この広い世界の国家間の舞台で空気が読めないのは、まさに致命的である。
ニコ :のう侍従。
なにやらこの国の製品を一番購入してくれているお得意先の駐日大使が
この国の外務大臣と防衛大臣に怒鳴りまくったらしいのう。
どういうことか。

侍従 :ははっ。
米軍の基地の移転先について前政権で取り交わした当初の約束を守って
いないため、怒鳴られたらしいと言うのが真相のようにございます。
一介の駐日大使に一国の外務大臣と防衛大臣が雁首並べて怒鳴られるとは
全く情けない限りにございます。
ニコ :なんと。
約束を反故にしたと申すか。

侍従 :左様にございます。
早い話が、アパートの住人に大家が次はもっといい部屋を用意しておきま
すよと言っていたのに家業を引き継いだ大家の子供がそんな部屋なんか
用意できる訳ないだろと言って出ていけとか別世帯の家族と一緒に一つの
部屋で生活しろと言っているようなものでございます。
ニコ :ぬぅ....。

侍従 :怒るのも当然にございましょう。
奴等はほとんどがキリスト教徒。宗教倫理上、最も契約を重視する奴等に
ございますればその契約を反故にするという行為は神に対する冒涜にござ
います。
ニコ :キリスト教徒でなくとも約束を反故にされれば怒るに決まっておる。
朕の頭でもそれは理解できるでな。

侍従 :流石は陛下。
御聡明にあらせられます。
侍従が不思議なのは交渉相手の習慣や考え方も考慮できない輩が何故、
他国の習慣も考え方も違う輩と外交を行う外務大臣とか防衛大臣になれる
のかが理解できませぬ。
ニコ :沖縄から米軍基地は動かせぬのか?

侍従 :陛下を含め、多くの国民が安全と幸せな生活を当たり前のようにできるの
は沖縄県民の多大な辛苦の上に成り立っていることを忘れてはなりませぬ。
ですが、この国が自国を守れない以上、米軍にあそこにいてもらわねば
困るのでございます。
ニコ :どう困るのじゃ?

侍従 :海の向こうは法治国家ではなく人治国家の中国。
共産党の政権が国内で脅かされれば奴等は必ず不満自国民の目を外に向け
させようとします。
そうなると沖縄は中国の領土と言い出しかねない輩でございますれば。
ニコ :そうじゃな。
この前もあの国では日本バッシングがあったばかりじゃて。

侍従 :悲しいことに戦争で負けてからと言う物、学校では自国でしか通用しない
独りよがりの教育ばかりで他国とのあり方をどうするべきかと言うことを
教えていませぬ。
島国で鎖国が長く続き外国との駆け引きが無かったこと、近代国家となって
から先の大戦まで戦争に負けたことが無いばかりに国家間の駆引きのノウハウ
が欠落しているところにこの国の不幸があります。
やっとグローバル社会となった今でさえ外交という考え方が教育者、外交官、
政治家、老若男女皆欠落しておりますれば。
ジョゼ:でも怒らせちゃったのはまずいなのよっ!!
国の商売に影響するなのよっ。
事は深刻なのよっ。

侍従 :そうですなぁ。この国で作った製品を大量に買ってくれるお客様を怒らして
しまってはこの国は食っていけませんからなぁ。
そういった意味では現政権は商売の才能も欠落しておりますな。
全く何を考えているのでございましょう。
他国から約束も守れない国というレッテルを貼られますな。
フレイ:ぢぢゅう....。

侍従 :如何なさいました?女神様。
フレイ:ぢぢゅう、飯じゃ。

侍従 :あ、あぁ、ははっ!!
なぁんか国民の意思を勘違いして微妙にずれている政権だなぁ。
ポチっとされたし