侍従 営業活動は地道に一歩から
給仕係はお休みである。
そんな中、侍従がチマチマ年賀状のデータベースツールを作っていると一本の電話が。
Rurururu、Rururururu。
ガチャ。
侍従 :「はい、ソフトウェア工房ニコライ屋です」
電話先:「〇×※▽□◎▼!!!」
言っていることがよくわからないので取りあえず現場に直行である。
聞けば何やらパソコンが起動しなくなったとか、プリンタを認識しないとか。
取りあえずチョチョイと環境設定ネットワーク設定をする。
侍従 :これでどうやら良さげですね。
では、わたしゃこれで。
また何かあったら電話ください。
依頼先:あ、あの、お代は?
侍従 :え?
いりませんよ。たいしたことしてないし...。
依頼先:いえ、仕事は仕事ですから。
大変困るのである。
こっちにとってはこんなことでお金を貰うのは気が引けるのであるが。
侍従 :じゃあ、1枚下さい。
依頼先:はい。
ではこれで。
見ると、1万円出そうとしている。
おいおい、それは多すぎだぞ。
これはこちらが慌てた。
侍従 :いやいや、ひと桁多いですよ。
そんなこんなで帰ってくると...。
ジョゼ:貰っとけばよかったじゃないなのよ!!

侍従 :いや、お嬢様。
侍従の仕事は本来システムを構築・作成して提供するのが本職。
今回、このような仕事は人助けなのでございますれば。
ニコ :天晴れなり、侍従!!
朕が直々にほめて使わすぞ。

いや、ニコライよ。
お前さんに褒めてもらってもねぇ。
でかいのがどどぉ~んとこないとねぇ。
これを機に輪が広がって行けば仕事がまた来るであろうけれども。
あんまり依頼されても仕事が追いまくられてまわらないけどね。
ポチっとされたし
