アレクセイ 陸軍幼年学校を受験す
そんな訳で次期皇帝後継者たる皇太子のために新設された陸軍幼年学校を受験するアレクセイ皇太子なのである。
侍従 :ささ、皇太子殿下。
ご入試にございます。
まず最初の試験は、侵略者に対し取るべき態度を示されますよう。
では、かかれ!!
アレク:シャー!!
カァー!!
ガァ~!!
グルゥルゥルゥルゥ!!

侍従 :やめ!!

(ピタッ)
侍従 :よろしい、大変よろしい。
次は格闘体力試験にございます。
これを侵略者に見立てての白兵訓練にございます。

侍従 :では、かかれ!!
アレク:フゥ~!!

アレク:ガァ~!!

アレク:グルルルルルゥ。

アレク:ウゥ~!!

侍従 :やめ!!

(ピタッ)
侍従 :次に、渡河試験を実施致しまする。
ニコライハイウェーをお渡り下さいませ。
アレク:楽勝じゃ!!

(すたたたたたた)
侍従 :では最終試験にございます。
今後の国家の在り方をどのように行うか、この者を鑑みて端的に述べよ。

(やべぇかなぁ。思いっきり写真出しちゃ)
アレク:為政者が国家を統治しゅるたみぇには臣民に対し実現不可にょうの甘言
を持って支持を得ると言うにょは有権者に対しゅる犯罪じゃ。
臣民は、政治に対しどう見てもこのご時世、そんな儲けばにゃしは悪徳
商法に決まっておるだろうと言う話にころっと引っかかってしまう消費
者と知識レベルは変わらにゅ。
臣民は、先の大戦んで血の滲むような苦労で瓦礫の山から歯を食いしば
って復興させた偉大な世代達のあと、それを引き継いだ世代者共が豊か
な生活を送るうちに気がつくと自分の能力のにゃなさ、実行力のにゃさ、
気力のにゃさを第3者のせいにして甘えてしみゃう悪癖がついてしまっ
たのじゃ。
為政者は、臣民に物事を施してやると言う態度ではにゃく、臣民一人一
人にどうすればいいか本気で考えさせ、歯を食い縛り、ちょっと辛いこ
とがあっても頑張って行動しゃせる癖をつけしゃせにゃければ国家の未
来はにゃい!!
そうしゅるためには、この国は有権者の人気取りをしてまで支持を取り
付け、政権を取り、能力のにゃい者を政権につかせて為政をするような
政体ではにゃく、有能にゃ独裁者による専制政治が一番あっておるにょ
じゃ!!
以上じゃ!!

侍従 :皇太子殿下。
入学試験は以上でございます。
御苦労さまでした。
本日のところはお引き取り下さいまして結構にございます。
後日合格通知が参ります。
ニコ :して、侍従。
皇太子はどうなのじゃ?
合格できそうか?

侍従 :政治思想は多少問題はございますが概ね合格にございましょう。
ニコ :うむ。
くれぐれも良きに計らえ。

侍従 :それはそうと、陛下。
来月には陛下の陸軍士官学校卒業試験がございます。
準備なさりますよう。
過酷で難度が高ぉうございますれば覚悟をなされますよう。
ニコ :うぬぅ.....。

今、仕事をしている傍ら国会中継を見ているが個人の足の引っ張り合いはもういいから国を良くするための審議を早くしてくれよ。
小学校の学級会議のレベルと変わんねぇぞこれじゃ。
なぁんでこんなくっだらない奴らのために税金を払わなきゃならないんだぁ?
ったくぅ。
頑張れアレクセイ、ポチっとされたし
