ニコライ 侍従の稼ぎに懸念を示す
これを俗に言う「墓穴を掘る」ってやつである。
ニコ :侍従、これ、侍従はどこにある!!

侍従 :ここに控えております陛下。
ニコ :そち、最近仕事が疎かになってはおらぬか?

侍従 :これはしたり!!
お恐れながら申し上げますが、陛下は一体何を以て臣の仕事が疎かに
なったと申されますのか。
冬には通勤時間が倍増し、時間の無い給仕係に代わり、給仕も補水も
厠清掃も恙無くこなしておるではありませぬか!!
ニコ :こんの、うつけ!!
そのようなことは当たり前じゃ!!
朕はそなたの客先の仕事のことを言うておるのじゃ!!
全く、オリンピック観戦にうつつを抜かしおって!!

侍従 :斯様なことはございませぬ!!
臣はしっかり作業を行っておりますれば!!
ニコ :では、進捗が遅れているのは何故(なにゆえ)じゃ。

侍従 :お恐れながらシベリア流刑を覚悟で申し上げますが、それは昼も夜も
関係なく陛下が臣の仕事中に
こぉんなことや

こぉんなことをしたり

あまつさえこぉんなことをして

臣の作業進捗を著しく滞らしておるからではありませぬか!!
全く、そのような心配をなさるなら大人しく昼寝でもしていてくだ
さいまし!!!
大体、陛下がしっかり統治をしないばかりに皇太子殿下の横暴の後始末
や、女神様の2重王国暴言事件、ジョゼフィンお嬢様との対策会議等で
手一杯なのでございます!!
少しは治世の安定にお努めになられては如何でございましょうや!!!
(プンスカプンプン!!)
ニコ :な、何もそこまで怒らずとも良いではないか...。
朕のせいじゃとか何とかかんとか言い訳しよってからに...。
(ぶつくさ、ぶつくさ)

全く自分だけはいつも正しくて可愛いニコライ皇帝陛下なのであった。
いやぁ、それでもなかなか儲からないなぁ。
はははは。
ポチっとされたし
