ニコライ ダブルエースとなる
して、独逸以外の国において10機撃墜した者はダブルエースと呼ばれる。
時間はまたしても今朝に遡る。
恒例の給仕係の絶叫で叩き起こされた侍従である。
侍従 :如何した、給仕係!!
給仕係:侍、侍従殿!!
こ、こ、こ、これ!!
侍従 :ややややや?!

これまた派手にやってくれたものである。
給仕係:では、まことに遺憾ながら小職は出勤させていただく。
あとはよろしく頼む、侍従殿!!
チャオ!!
侍従 :チャオって.....T_T。
やはり、ここに飛び移ろうとして失敗したのであろう。

と、なれば犯ニャンは、ただ一人いや、一匹。
ニコ :や、やばいのう...。

侍従 :陛下!!
朝っぱらから何と言うことをしでかしてくれたのです!!
ニコ :な、何じゃ、侍従。
これではまるで朕が最初から犯ニャンのような口ぶりではないか。

侍従 :陛下には過去にこぉんなことや、こぉんなこと、あまつさえこぉんなこと
をした前科がございますれば。
ニコ :前科があると言うだけで犯ニャンとは片腹痛いわ!!

侍従 :ではこの額についた砂粒!!
どう説明してくれましょうや!!
これが紛れもない犯ニャンの証拠にございます!!
神妙にお縄につきなされ!!
ニコ :う、うぬぅ...。

かくして、物的証拠を侍従に突きつけられ、ロンドン塔に幽閉されたニコライであった。

ニコ :まぁ、これで朕もダブルエースの称号ゲットじゃ。

懲りてないし...。
ポチっとされたし
