アレクセイ 毅然と国難を克服せむとす
ただし対象が民主主義国家の宰相である場合、その効果はあまり期待ができない。
なぜかと言うと真の民主国家は三権分立および法制度が確立しているため、誰がその宰相となっても劇的に良くなることも悪くなることも無いからである。
では、国家の方針が全て君主に一任されている専制君主国家はどうか。
効果的面である。
名君であればその善政は打ち砕かれ、暴君愚君であれば民衆を圧政から解放に導くのは歴史上証明可能な事実である。
侍従 :陛下、陛下!!
ニコ :...ぶつくさぶつくさ、朕が落第?落第じゃと...ぶつくさぶつくさ...。

侍従 :嗚呼、だ、ダメだこりゃ。
お嬢様、お嬢様!!
ジョゼ:しっ!!
静かになのよ!!
あたしはほとぼりが冷めるまで表立って動けないなのよっ。

侍従 :嗚呼、困ったなぁ。
国家の一大事になるやもしれぬと言うのに...。
こうなれば直接本ニャンに聞くしかないか。
女神様、女神様ぁ。
(バタバタバタ)
フレイ:うるっさいのう。
どうしたのぢゃ、ぢぢゅう。

侍従 :何やら遥か南方の2重王国でとんでもないことが起こっているによし、
女神様が関与しているとの嫌疑がかかっておりまする。
フレイ:妾はそのようなことは画策しておらぬ。
捨て置くのがよいのぢゃ。

侍従 :いや、ですがそのお陰で無実の罪の者が有罪となりそうなのでございます。
彼の国の女王は大変なお怒りようで...。
フレイ:カァッカッカッカッカッカ。
愉快ぢゃのう、その光景が目に浮かぶようぢゃ、ぢぢゅう。

侍従 :嗚呼、女神様、何と言うことを。
フレイ:仮に妾がそうであったとしても画策したなどと言える訳が無かろう。
妾は眠い。
もう寝るのぢゃ。
邪魔するでない。

侍従 :困ったなぁ。
あの女王の怒りの矛先がこちらに向かなければよいが...。
アレク:如何したにょじゃ、爺。

侍従 :(皇太子殿下に言ってもなぁ...)
実はかれかれしかじかこうなのでございます。
アレク:にゃにをしおるにょじゃ、爺。
早々に、そにょ被告の亡命受け入れ準備をしぇよ。
しょれとブログ世界に対し早急に我が国は無関与とにょ声明を出しぇ。
しょれでも向こうが強く出たりゃ仕方がにゃいのじゃ。
防衛発令を兄上の名のもとに布告しぇよ!!
2重王国の兵は皆、男女問わずゲルマン民族並みでかいと聞く。
しょの先制攻撃を防ぐためは当初のシナリオ通りにタムすけ共和国に
軍を進軍駐屯さしぇ橋頭堡を構築しぇよ!!
良いにゃ、しかと申しつけたじょ!!

侍従 :で、殿下...。
ははっ。
しかと滞りなく手を打ちまする。
アレクセイ皇太子の毅然ぶりに只々敬服する侍従なのであった。
(ニコライ二重の衝撃、序章の始まりである)
どんな手段を使ってでもいいから世界が平和でありますように。
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