ニコライ 庭園作付準備を指示す
ニコ :のう、侍従。
そろそろ作付の季節じゃが、時に朕の庭園はどうなっておるか。

侍従 :そうでございましたな。
では、早速状況分析のために視察に行って参りまする。
ニコ :おぉ、そうじゃ。
視察には皇太子殿下も同行させるがよい。
さて、朕はちとひと眠りするでな。

侍従 :御意。
かくして、初めてニコライ庭園に躍り出たアレクセイ皇太子殿下であった。
アレク:にょう、爺。
ここに作物を植えるにょか?

侍従 :左様にございまする。
今作付をし、秋には収穫にございます。
アレク:気が遠くなる話じゃにょう。

侍従 :なぁに、「あ」っと言う間でございます。
あぁ、そうそう。
収穫期には殿下にも収穫演習訓練を実施して頂きまする。
アレク:にゃぬ?
わしに百姓仕事をせよと申すか、爺。

侍従 :では、あの広い玉ねぎ畑で畑お耕しをなさいますか?
アレク:規模が違いすぎて交換条件にもなりゃぬわ。

アレクセイよ。
その昔、ニコライブルクは一般開拓民と共に屯田兵と言う国土を守りその傍ら入植のために百姓仕事をした頭が下がる先人達がいたのだ。
このことは努々忘れることあってはならぬ。
ポチっとされたし
