ニコライ 国花植付指揮するも邪険にされる
本当によかった。
従弟達が畑を大方耕してくれていて。
明日から雨が降るので今日中に作業を終えようとし、皆鬼神の形相である。
今日は、差し苗の植え付け作業で無事完了し、なんとかノルマを達成したので抑留から解放された侍従である。
(注 差し苗とは。
機械で苗を植えるのだがたまぁに苗が1本植えられない場合が発生する。
俗に言う「スカる」って言う奴である。
そうなると植えた苗と苗の間隔が開くのでその場所に人間が手で苗を植える
作業のことを言う)
植えられていないところがないか下を見ながら片道400mを20往復歩き、苗が植えられていない個所があれば手で苗を植えなければならないのでヒジョーに肩が張って腰が痛いのである。
(いいじゃねぇか、一本くらい植えられてなくたってよぉ!!)
話は変わるが、ニコライ庭園の広さは準シベリアに比べると非常に狭い。
ジャガイモを撒いて(こいつが一番場所を食う)トマトやらピーマンやら小松菜やら枝豆を撒くともう作付一杯である。
そんな中、毎年恒例の庭園との境目に並べてあるポットに花を植えるのだが...。
ニコ :侍従、今年はあのマジノ線に一体何の花を植えるのじゃ。

侍従 :あ、いや、陛下。
マジノ線って^^;。
要塞ではありませぬ。
ニコ :どのような呼び方でもよいわ。
して、何を植えるのじゃと訊いておる。

侍従 :陛下の御意を頂きまして今年はこれにしようと存じます。

ニコライブルク国花パンジー!!
と、言う訳で早速庭にでたニコライ皇帝陛下。
ニコ :どうじゃ。
万事恙ないか?

侍従 :順調にございます。
ニコ :侍従!!
ここをきれいにしておくのじゃ。

侍従 :ははっ。
ニコ :これ、侍従。
ここもきれいにしておくのじゃ。

侍従 :あ~、うるさい!!
陛下は国境警備でもしておいでなさいまし!!
ニコ :ぬ、ぬぅ....。

ニコ :異常無しと。

ニコ :敵影観測するを認めずと。

ニコ :不審物発見するに至らずと。

と、すったもんだやった挙句、こんな感じ。

今年もラッパ水仙がちゃんと咲いてくれた。

苗床も肥料をやって通り道もテキトーに整備して。
ま、いいか、こんな感じで。
(向こう側には既に昨年食い残したジャガイモを撒いてみる。今年撒いたジャガイモの収穫量と出来は多分ダメだろうなぁ)

侍従 :さぁてと。
後はよろしくお頼み申し上げましたぞ。
女神様!!
フレイ:任せておくのぢゃ。
ぢぢゅう!!

今年は頼むよ。
フレイヤ。
本当に。
ポチっとされたし
