各位にはご心配をお掛けして申し訳なく、昨日早速かかりつけの病院に行った侍従である。
侍従 :こんにちは。
医事官:こんにちは。
おや、侍従殿。
調子が悪そうであるが...。
侍従 :いや、調子が悪いから受診しに来たのでございますが。
医事官:あ、今日は患者としてこられたか。
こ、これは大変失礼した、侍従殿(笑)。
(不覚にも侍従もこれには思わず笑ってしまった)
かくして、侍従の希望により最後の順番に診察してもらう侍従。
侍従 :お腹が痛いのであるが、下痢をしている訳でもなく、如何したものか侍医殿。
侍医 :食欲はどうかね、侍従殿。
侍従 :腹が痛くて昨日昼より摂ってはおりませぬ、侍医殿。
侍医 :では早速、触診をするのでそこへ横になられよ。。
早速仰向けに横たわる侍従。
侍医 :この辺かね。(ギュッとお腹を押さえる)
侍従 :ぐえぇ~。
侍医 :この辺もかね。(再びギュッとお腹を押さえる)
侍従 :むぎゅ~。
侍医 :と、言うことはこの辺もか。(再三ギュッとお腹を押さえる)
侍従 :ぎょぇ~。
結果、思いっきりストレス性の胃炎のようである。
思い当たる節と言えば、
こいつがいつまで経ってもヒヨヒヨの甘ったれであるとか、

また、こいつが連日あこぎな借モフの取り立てを繰り返すとか、

はたして、本当にこいつが安定した豊穣をもたらすことができるのだろうかという不安とか、

極めつけは、こいつが宮殿内やりたい放題荒らしまくった後始末に日々追われている鬱憤とか、

考えれば尽きることはないのであるが、取りあえず胃腸薬を処方してもらう。
医事官:では、侍従殿。
この薬は1錠、1包、食後1日3度服用されるように。
あ、お代はよろしい。
侍従 :毎度のことながら感謝致します。
侍医 :あぁ、侍従殿。
今、この場で薬を服用してもらいたい。
ただちに水を用意致すゆえ。
服用すれば須く改善されよう。
ささ、水を。
侍従 :あ、重ねがさね恐縮でございます。
薬を服用する侍従。
当然のことながら胃腸粉末薬はむちゃくちゃにがい。
侍医 :ところで侍従殿、医事官が何やら侍従殿にお話しがあるようなのだが。
ぬわぁにぃ~?仕事か?!!
医事官:ここのこの部分の運用がどうもよろしくない。
何とかならぬか侍従殿。
なに?やっぱり仕事か?!!
調子が悪くて受診しにきたはずなのだが、と言いつつも早速仕事に取りかかる侍従。
侍従 :これはもう一台装置が必要となりますな。
侍医 :大変申し訳ないのだがその手配と設置をお願いできないであろうか。
仕事となれば調子が悪かろうが何だろうが二つ返事で承る侍従。
早速仕事を開始する。
(仕事道具(パソコン、その他周辺装置等々)はいつでも持ち歩く侍従)
侍医、医事官:おぉ、よかった。
これでこのような場合でも十分対応できる。
体調の悪い所ムリしてもらって大変感謝である、侍従殿。
ささ、こちらへ来て体に優しいジャスミン茶でも飲んでいかれよ。
不思議なもので仕事になるとお腹が痛くてもシャキっとする侍従。
侍医 :では、後ほど今回の作業の請求書を送って頂きたい、侍従殿。
侍従 :あ、いや、このくらいの改修は費用はかかりませぬ、侍医殿。
ニコライ屋のアフターサービスは万全にございます。
医事官:侍従殿。
少しシャキっとした感が出てきましたな。
やはり「病は気から」とは本当のようで。
全くである。
と、言うよりも、客先で仕事をすることが何よりの治療法なのかもしれない。
(やはりこの先生はそう言った意味でも侍従にとっては偉大な名医なのだ)
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