ジョゼフィン 為替レート交換比率について悩む
今日のグローバル世界では固定為替相場と言うのは稀である。
現在、固定為替相場に一番近い状態は米ドルに対する中国元みたいなものである。
そうなると、ここで問題になるのが交換レートが自国および相手国の状態をみてその価値がどうなるかで相場が確定してくる。
自国通貨が強すぎると輸出業は儲からず、かと言って弱過ぎても輸出業をメインに産業が構築さえている国家は輸入した際の原材料も高くつく。
自国通貨の価値は、国内情勢及び対外世界情勢に非常にシビアなのである。
侍従 :陛下!!
最近どうも南方の2重王国通貨「てん円」が値上がりしているようにございます。
ニコ :だからなんじゃ。

侍従 :帝国としましても、2重王国と交易する以上は彼の国と交換為替レートを確定し
なければなりませぬ。
ニコ :であれば、財務貿易尚書である平民の管轄じゃ。
あの者に全て一任しておるでな。

侍従 :御意。
と、言う訳でお嬢様、如何致しましょうや。
ジョゼ:なになに?なんですってなのよっ。
今の対円レートはいくらになってるなのよっ。

侍従 :1モフ:14円20銭(6/2 20:00現在)にございます。
ジョゼ:と、いうことは「てん円」は1てん円:1円の固定相場だから当然そのレートが基準
になるなのよ。

侍従 :近いうち2重王国より製品を輸入する予定がございます。
ジョゼ:で、あれば、あちらの「てん女王」の王朝を全面的にサポートするなのよ。

侍従 :なんと、あの気性激しいてん女王君をでございますか?
仮にも相手は仮想〇国にございますが。
ジョゼ:2重王国が安定化すると「てん円」の価値が上がってモフモフに対して値上がり
するなのよ。
そうすると、対モフモフは今の14円から1モフモフ12てん円のてん円高モフモフ
安になるから2重王国の買付けをモフモフで払うと支払いが安くなるなのよっ。

侍従 :あ、なぁるほど!!
ジョゼ:そのあとに、2重王国に混乱を画策すれば、てん円の通貨価値が国際的に信用
が落ちるからてん円はあっという間に下落して、こっちが輸出する時は大儲けが
できるって言う寸法なのよ。

侍従 :はっはぁ、流石お嬢様。
金儲けは天下一品でございますな。
あれ?
如何なさいました?お嬢様。
ジョゼ:(でも、あの女王はともかく鉄壁宰相まことさんのことだからその辺はお見通しに
決まってるなのよ。
と、なると、そうは問屋が卸さないわねなのよ。
さて、どうしたもんかしらねなのよっ)

政府、産業界、外交の三位一体が一致団結して始めて莫大な外貨獲得が国家にもたらされるのである。
それにしても、ニコライブルクの経済、外交はジョゼフィンなくして成り立たないのである。
貿易黒字でポチっとされたし
