ニコライ宮殿 放射能テロ事件再発す
このご時世、核保有国は核弾頭を持つことで自国の防衛、強いては報復と言う手段を以て国家の安全および外交の優位、国益の取得を計ろうとする。
いわゆる核抑止力と言う奴である。
だが、これが国家とは何の関係も、しがらみも無い犯罪組織やテロ組織に核がその手に渡ってしまった時、一体どうなるか。
核抑止力などと言うものは全く効力を失ってしまうのだ。
テロを起こされた国家は報復しようにも相手がテロリストである以上、報復対象が絞り込めないため潜伏していると思われるであろう他国に対しての使用はもってのほかである。
核の恐ろしさは、その想像を超絶する破壊力だけではない。
原子力を利用した核兵器の本当の恐ろしさはその副作用として生まれる放射能なのである。
放射能は、一度浴びると癌を併発し、最期は身体がしなびた野菜のように変異して苦しみ悶えながら死に至る。
恐ろしさはそれだけではない。
放射能による悪影響は、遺伝子構造に異常をきたし、正常な遺伝子を次の世代に伝えることができず、種としての存続が危ぶまれ、やがて絶滅の事態となる。
核を略奪されテロによって使用されたしまった暁には人類の未来はそこで潰えると言うのは妄想ではない深刻な懸念なのだ。
なぜかと言えば原子力制御と放射能除去技術はどんなに学業優秀で頭脳明晰な者でも現在の進化レベルの人間には知能許容量の限界がある限りまた、驚異的な頭脳の進化が及ばない限りこの人類に完璧に制御することなぞは永遠に不可能だからである。
かなり前置きが長くなった。
聡明な各位は今の前述と今回の表題でニコライ宮殿に一体何が起こったか、もう容易に想像ができよう。
侍従 :給仕係!!
この先、足を踏み入れてはならぬ!!
給仕係:一体どうしたと言うのだ侍従殿!!
(直視すると被曝及び白血病になるため科学処理済み)

侍従 :と、言うわけである、給仕係。
給仕係:ギョエ~!!
あ、そうだ、会社に行くのだった。
後はよろしく頼む侍従殿!!
侍従 :(またこのお決まりのパターンかよ(T-T))
早速放射能除去をする侍従。
既に被曝済みである。
(こりゃ長生きできねぇなぁ、俺^^;)
侍従 :帝国治安維持局長官はこれへ!!
コジョジョ:参りました。

侍従 :早速、捜査を開始して犯人を拘束してもらいたい!!
コジョジョ:ははっ!!

コジョジョ:陛下、心苦しくも皇帝陛下よもや斯様なことはございませぬな。

ニコ :この宮殿は朕の所領じゃ。
何故朕が己の領域を放射能汚染をしてどうするのじゃ!!
コジョジョ:陛下、それに相違ございませぬな。

ニコ :えぇい、くどいわ!!
退がれ、朕は暑くてそれどころではないわ。

コジョジョ:平民!!
あの仕業はその者の所業か!!

ジョゼ:ちょっとちょっとちょっとぉなのよっ!!
あたしは昨日侍従のおじニャンが見る中、第4原子炉で核融合したなのよ!!

コジョジョ:皇太子殿下!!
一体何のつもりでございますか!!
放射能汚染の影響は士官学校で学習なさったでございましょうに。

アレク:あてゃりゃりまえじゃ!!
わしがそのようなことをして何のニコライ宮殿じゃ!!
将来わしが相続せねばならぬものにゃのじゃ!!
コジョジョ:左様でございますか。

アレク:じゃがにょう、治安維持局長官。
わしは見たにょじゃ!!

コジョジョ:ん?目撃証言にございますか?

アレク:あにょ者じゃ。

コジョジョ:女神様!!
フレイ:なんぢゃ!!

コジョジョ:状況証拠によりもう逃げられませぬぞ。
フレイ:妾には思い当たらぬのう。

コジョジョ:失礼!!
(くんか、くんか)

コジョジョ:(くんか、くんか)

コジョジョ:侍従殿!!
現場の放射能物質、第1原子炉の女神様の放射能物質、女神様のおちり
の物質臭、すべて一致致しました!!

侍従 ;なんと、犯ニャンは女神様であったか。
コジョジョ:ははっ、如何な差しましょうや。

侍従 :ご苦労であった、治安維持局長官。
退がってよい。
コジョジョ:あ、いや、侍従殿。
早速治安維持局としては女神様の身柄を拘束せねば...。

侍従 :いや、よいのだ。
ご苦労であった。
退ってよい!!
可愛いフレイヤ。
フレイヤに溺愛の侍従がそんなことで咎められる訳がなかろう。
被曝しようがなにしようが、侍従はフレイヤLOVEなのである。
(いや、皆可愛いんだけどね^^;)
世界平和のためにポチっとされたし
