アレクセイ 士官学校で防空戦術講義を受講す
侍従 :皇太子殿下。
今の時代、敵がまず攻めてくるとした場合、それはどこからとお考えですか?
アレク:陸路じゃにょう。

侍従 :嗚呼、皇太子殿下。
ニコライブルクは島国でございます。
アレク:では海からじゃ。

侍従 :皇太子殿下、海からでは時間がかかりますし、その前にこちら側が発見し易い
ではありませぬか。
戦術的には合理的ではありませぬ。
アレク:と、言うことは「空」かにょう。

侍従 :流石、皇太子殿下。
御聡明であらせられます。
と、言う訳で防空迎撃戦術講義を始めます。
ささ、迎撃する場合は敵が低空できたところを狙い撃墜でございます。
アレク:ここか?
この、時点で狙うのがよいにょか?

侍従 :左様にございます。
敵機が高空から来た場合は地対空ミサイルが有効にございます。
アレク:この高度でにょう...。

侍従 :敵機が敵基地内に駐機している場合は上空よりの機銃掃射が有効にございま
す。
アレク:なるほど、これは無防備じゃから一撃じゃにょう。

アレク:じゃがにょう、侍従。
しょのようなまだるっこしい防空なじょ考えずともここは一発攻撃される前に〇重
王国に大陸間弾道弾を打ち込めば良いにょではにゃいか?

侍従 :殿下!!
先制攻撃はなりませぬ。
それでは世界が味方についてくれませぬ。
と、言うよりも仮想敵国に対しあからさまな名指しはなりませぬ!!
アレク:であれば軍事偵察衛星を打ち上げ、防空を警戒するのが一番ではないか?

侍従 :....皇太子殿下、今月の宮殿の住宅ローンを返すだけでもせい一杯なのに
どうやって軍事衛星を積み込んでロケットで打ち上げろと。
ニコライブルクには斯様な潤沢な資金はありませぬ(号泣)。
あぁあ、この前出した見積りの受注が早く決まんねぇかなぁ。
いや、うちの畑から石油かウランでもいいから出ないかなぁ。
(いや、受注が決まっても畑から地下資源が出てもロケット打ち上げる金は入んないんだけどね^^;)
・・・・・・投票しに行こうっと。
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