ニコライ宮廷 昼の風景
普段家で仕事しているとまぁ、まぁ、いろんなやつがピンポーンとやってくる。
ピンポォーン。
侍従 :はいよ。
訪問者:家のサイディング張り替えませんか?
侍従 :あにぃ~?うちががっさく見えるっつってんのか?
喧嘩売ってんのかてめぇ!!
訪問者:い、いえ、失礼しましたぁ。
とか、
ピンポォーン。
侍従 :はいよ。
訪問者:〇〇教ですが、世界平和と人々の幸福のために...。
侍従 :迫害され無いうちに他に行きなさい。
とか、極めつけは。
ピンポォーン。
侍従 :誰ですの?
訪問者:〇〇党の〇〇です。
ちょっといいですか?
まぁ、某政党の若い市議会議員である。
今までの奴らよりはまともそうだから相手にしてやっか。
と、言って玄関に出た侍従。
今の政権がどうのこうの、社会福祉がどうのこうの、雇用がどうのこうの、いろいろ言ってきたが侍従は思うのたけこう言った。
侍従 :あのね、政治うんぬんよりもね、雇用どーだとかあーだとかね、そんなこと
よりも市民一人一人がどうしなきゃならないかって考えさせないとないとだ
めだろ。
政治家なんちゅうものは他国のに対するお飾りみたいなもんでできることな
んかたかが知れてるんだから。
え?雇用?会社に就職できないと食ってけないって言う常識自体摺り込み
だって。
この国、少なくとも皆ほとんど高校までの高等教育受けてるんだから雇用さ
れなくたって自分で稼ぐ方法ぐらい思いつくだろ。
政治家は国民を甘やかせるな。
なに?
温暖化削減についてどう思う?
そんなもの決まってんじゃん。
人間減らせよ。
特に〇〇の国とかさ。
っていうか、温暖化なんてホントかどうかなんか実証されてないでしょ?
在日米軍の思いやり予算?
金で今の平和が維持できるんだったらそれでいいじゃないか。
それともなにか?
自国で防衛できるくらい防衛費予算まわせるのか?
他国の独裁者と話してわかるほど世の中甘くないぞ。
徴兵させるのか?
訓練厳しいぞ。
俺自衛隊行ったからわかるけど。
箸と茶碗と鉛筆より重いものを持ったことの無い親に甘やかされた若い男子
が兵隊の訓練に耐えられる訳無いだろ。
俺は〇〇人の下で暮らすよりは米国の属国の方がまだいいぞ。
北方領土?
今、あそこを返還されてみろ。金ばっかり食ってどうしようもねぇぞ。
あんな千島列島返還されたら金食うばっかりでいいこと無いぞ。
暫くロシア人に貧乏させとけ。
あにぃ?社会福祉?
あ、因みに福祉に力を入れすぎるとどうなるか古代ローマ帝国の記録をみて
国が衰退する原因をもっと勉強しておけ。
っていうか、お前さんまだ若いだろ。
政治家なんて志すな、この先人生ロクなことないぞ。
まっとうに働いて税金納めろ。
この国にまっとうな政治かなんかいらん。
有能な官僚が少しいればいい。
余計なことするな!!
さ、俺は仕事があって忙しい、帰れ。
勢いで言ってしまったが。あながち間違いとも言い切れまい。
流石に後ろに控えていたベテラン党員が収拾しようと介入してきた。
政治家本来の姿というのは、国民を救うためではなく、国民をどういうふうに鼓舞して世の中をいい方向に誘導するか。
それだけを考えていればいいのである。
他国の交渉、等々は有能な官僚に任せておくのが吉なのだ。
っていうか、この国の政治家だれもダメじゃん。
頼りになるのは己だけ。
侍従受注増を祈願してポチっとされたし
