侍従 しょっ引かれる

さてと。
どのような地位にあろうと司法の権限が正常に機能している限り社会的地位に関わらず悪事を働けば法の下に裁かれるのが治法国家というものである。
だが、国体が専制国家の場合はこの限りではない。
コジョジョ:侍従殿。

侍従 :おぉ、これは治安維持局長官殿、今ちょっと納期が迫ってて忙しいのだ。
後にはしてくれまいか。
コジョジョ:まことに遺憾ながら皇帝陛下の御名のもと、あなたを拘束致します。

侍従 :な、なぜ故臣が。
コジョジョ:ささ、ご同行くださいまし。

コジョジョ:え~、被疑者権利をこれより申し渡します。
「あなたには黙秘する権利が無い。
あなたの証言は法廷にて全て不利に働く。
あなたには弁護士をつける権利も無い。」

侍従 :なんだそりゃ。
裁判を受ける前から有罪ではないか!!
かくしてニコライ謁見の間である。
(今までの経緯はこちら→アレクセイ 現実を把握し驚愕を隠しきれず
平地に乱を計画する
アレクセイ 帝国中央情報局傀儡の危機
ニコライ宮殿 放射能除去剤資材庫爆破事件
北の爆破事件に物申す
ニコライ宮殿 破壊工作事件捜査に進展あり
北の帝国の破壊事件に憂慮する)
侍従 :お?
NCIA局員のマリーではないか!!
局員 :あらお久しぶりね侍従殿。

アレク:一体、なじぇわしまで召還しゃれるのじゃ!!

而して今回に限らず過去を含めた破壊疑惑および仮想敵国ニャン物採用疑惑の証人喚問の始まりである。
続く(ん~、成り行きとは言えエライことになった)
ポチっとされたら執行猶予
