ニコライブルク 防衛大綱
ただ、その最小限度の防衛力とは武器及び兵力数の少なさという意味ではない。
あくまでも相手が手を出す気ならない最小限度の防衛力である。
アレク:にょう、爺。
兄上の帝国には戦艦が必要じゃとは思わにゅか?

侍従 :戦艦でございますか、皇太子殿下。
この世の中、戦艦などと言う物は時代遅れの代物でございますが。
今は護衛艦で十分その機能は果たせまする。
アレク:戦艦大和は砲が9門もあるにょじゃ。
一度に打つとたくさん砲弾が敵陣に着弾するじゃろ?

侍従 :嗚呼、殿下それは何と時代錯誤な、そもそも...。
ニコ :まぁ、まて、侍従。
この朕が直々に講釈してやろう。
アレク:にょう、兄上。護衛艦は砲が1門しか無かろう。
1門だけの発射では9門同時に発射と比べれば命中率が下がろう。

ニコ :皇太子。
今はのう、護衛艦の砲はコンピュータ制御により砲の角度を変えて連射する
ことにより打った砲弾が攻撃地に同時に着弾するよう計算されておる。
しかも命中率はほぼ、百発百中の精度じゃ。
従って、砲は1門で十分なのじゃ。
アレク:じゃが、射程距離が護衛艦だと短いにょじゃ。

ニコ :じゃかぁらぁ、対艦巡航ミサイルという便利なものがあろう!!
従って朕の帝国には戦艦なぞ不要じゃ!!

アレク:タムすけの国には護衛艦が一杯あると言うに。

ニコ :皇太子よ。
案ずるな、朕の帝国にも護衛艦の規模から比べると小さいがのう、十分な
戦闘艦は所有しておる。
タムすけ共和国よりは規模が小さいが、2重王国からの防衛を行うには十分
な海軍力がのう。

アレク:しょ、しょれはどこにあるにょじゃ、兄上!!?

まずはポチっとされたし

ニコ :ここじゃ。
