侍従 てん女王陛下の謁見が叶う
その場合、大国の間(「はざま」とお読みください)で辛酸を舐めるのはいつも平和を願う国家ならびに小国および敗戦国である。
2重王国に視察に来た侍従と給仕係。
3日目にしてようやく両国の平和と共存のため協定交渉を2重王国宮殿にて行うべく、てん女王の謁見が叶った次第である。。
これが日出ニコライブルク帝国並びに命てん2重連合王国間にて交わされた後世に伝えられる悪名高い九州黒田地方密約協定である。
回想・・・・・・
ニコ :侍従!!
タムすけ共和国はできれば全領土組込み、もつれる様であれば分割統治。
これ以降の譲歩は決して許さぬ!!
交渉にてこれが成就せぬ場合は、シベリアに送られると思え!!
よいな!!

侍従:(嗚呼、陛下...この交渉、難航するは必至なのに...(涙))
・・・・・・・・
かくしてTarassaco様に電話でバスの乗り場をお訊きし、バスに乗って揺られること数十分。
ようやく到着した2重王国宮殿。
緊張のあまり生唾を「ごくん」と、飲み込み早速城門を越える。
早速、お出迎えをしてくれたのは梵警備隊長。

警備隊長の無言の指示通り待機の間に通される侍従と給仕係。
(緊張が走る)
そこには陰から我々を監視する命王国秘密警察局員、華様。

そうこうしているうちに謁見準備が整い謁見の間に通される侍従と給仕係。
扉を開けるとその向こうには。
おぉ!!
輝かしい白毛の君主、「てん女王」のお姿が!!

早速ひれ伏して、てん女王に口上を述べる侍従。
侍従 :偉大なる2重王国てん女王陛下。
この度はその玉体を我々にお運びくださいましたこと、恐悦至極にございます。
つきましては我が君主、ニコライ皇帝陛下の勅命により両国における安全保障
協定確立におきまして会談に伺いましたこと何卒お取り計らい下さいますよう。

てん女王:〇×◇※▼◎■(^ー^)

侍従 :????
はっ!!
そ、そうだった!!異国ゆえ言葉が通じない(汗)。
困った!!
これでは交渉が行えないではないか!!
と、その時。
局員:侍従殿、じ・じ・ゅ・う・ど・の・♡。
通訳であれば2重王国生まれのわたくしにお任せください。

侍従 :おぉ、そうだった。
では情報屋、早速小職が言うことを一語一句間違いの無いように女王にお伝え
するのだぞ。
(嗚呼、陛下。そのためにマリーをお遣わしくださいましたか、感謝)
謁見の間には、2重王国各閣僚が同席する。
鉄壁宰相の異名を持つまこと宰相

愛の伝道師スモーキー枢機卿

梵警備隊長

もう一方の王国より命大王君:●×××▼※!!

ありゃ?
全てはてん女王に一任したのだろうか、玉体を王の間に移される。
ただし、あげは姫様は箱入りのため謁見叶わず。
局員 :×〇△▲■〇◎。
てん女王:◎◎◎〇▼□〇※。

局員 :「遥か北の遠き地よりまことに大儀である」
と、申されております。

侍従 :ははっ、お言葉恐悦至極にございます。
では、我らにも時間がありませぬゆえ、早速今後の両国の安全保障についての
会談を開始させて頂きます。
局員 :●□▲〇〇◇※。
てん女王:※※★☆■◎。

局員 :「苦しゅうない。両国の相互の発展と平和のため、献身的に意見を取り交わし
たい」との仰せにございます。

侍従 :では、まず軍事境界線の設定でございますが...。
かくして難航に難航を重ねた歴史に残る密約交渉の始まりなのであった。
続く。
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