ニコライ 見聞の志高くも行軍には至らず
そのためには臣民への慈愛、ならびに広い見聞と的確かつ合理的な判断力を養う必要があるのは言うまでも無い。
ニコ :のう、侍従。

侍従 :はっ、陛下。
ニコ :世界は広いのう。

侍従 :仰せの通りにございますな、陛下。
ニコ :臣民どもが住みしあの一軒一軒の家にも多様な人間模様があるのじゃろうのう。

侍従 :まさしくご明察にございます、陛下。
ニコ :それから見るとこの朕なぞちっぽけな存在じゃ。

侍従 :何を申されましょうや、陛下。
ニコ :やはり朕はこのままではいかぬと思うのじゃ。

侍従 :と、申されますと?
ニコ :いや、なにの、朕も外の世界に羽ばたいて見聞を広げねばなるまいて。

侍従 :あ、いや、これは、陛下。
御自らその玉体をお運びにならずとも、臣が代わりに致しますゆえ、なんなりと
下知を下されますよう。
ニコ :いや!!
それはならぬ!!
朕自らがそうしたいのじゃ!!

侍従 :ほほぉ~...。
あっぱれな心意気にございます、陛下。
では早速来月の雪中行軍訓練の手配を致しまする。
ニコ :!!
嗚呼、侍従!!
待て!!これ、待たぬか!!

ニコ :困ったのう...。

来月中旬、恒例のニコライの雪中行軍訓練は一体どうなるのか!!
乞うな!ご期待!!
あ~、早く雪積もんないかなぁ。
ポチっとされたし
