アレクセイ 退屈に負け南の国に対しまたしても...
侍従は無類の飛行機好きである。
特に灰色と緑色の飛行機が大好きなのである。
今侍従が一番お気に入りの飛行機はこれ!!

愛知九九式艦上爆撃機ぃ~!!
まぁ、善悪は別としてセイロン沖海戦では熟練搭乗員により急降下爆撃命中率94%で航空母艦、戦闘艦を片っ端から沈め、英国海軍の鼻っ柱とへし折った名機である。
当時の帝国海軍では命中率を高めるため降下角度は50°~60°の降下角度で高度3000mから急降下を行い爆撃目標高度400mで投下する。
降下角度が60゜と言えば感覚的にはほぼ垂直に近い。
まっさかさまに降下し、もその恐怖を克服する度胸と爆弾を投下後、急降下から引き起こすため操縦桿を引く強力な腕力および卓越した飛行技術力が無くてはなしえないのである。
(凄かったんだね、当時の艦爆乗りって)
さて、ニコライ宮殿ではこの冬行軍訓練を終了し、退屈極まりない暴れん坊皇太子がまたよからぬことを...。
アレク:と、言う訳でこれから南のあの後方支援国の艦艇に鉄槌の一撃を下すのじゃ。

ニコ :のう、皇太子。
この時期になにゆえ斯様なことをする必要があるのじゃ。
こともあろうにこの朕も行かねばならぬもんなのかのう。

アレク:当然じゃろう。
兄上は後席で万が一敵機が襲ってきたら迎撃するにょじゃ。

ニコ :本当に南のあの国まで飛んで行けるのじゃろうのう、皇太子。
って言うか、この季節に高度3000mは、寒くて死ぬのではあるまいか。

嗚呼、アレクセイ。
爆弾を抱えたその飛行機の航続距離では南に辿り着く前に燃料切れなのだが...。
無謀な企てを止めるために各位はポチっとさたし

にほんブログ村