ニコライブルクの物語
ジョゼフィン ここ一発に頼りとなり
その一にはニコライ宮殿が聳え立つニコライブルクの帝都たる中央ニコライブルク。
二にはイカが新鮮で美味しい南ニコライブルク。
三にはニコライブルクの食料自給率の500%を生産し、水産資源豊かな東ニコライブルク。
四には悔しいが玉ねぎの生産がダントツのオホーツクニコライブルク。
五には最北端の防衛の要である北ニコライブルクと呼ばれる地方である。
どれも互いに気候風土、産業が違う。
(この記述は岩波文庫カエサル著(近山金次訳)ガリア戦記の冒頭の記述のパクリである)
ニコ :じゃがのう、侍従。
朕は北も南も東もオホーツクもまだ一度も行ったことがないのじゃがのう。

侍従 :大丈夫でございます。
陛下はニコライ宮殿にただ君臨していてくれさえすればそれでよいのでござ
います。
ニコ :一応、皇帝たる者、防衛のための視察は必要ではないか侍従。

侍従 :あ、いや、南の彼の王国臣民も彼の共和国民もまずは中央ニコライブルク国際
空港に必ず降り立ちますゆえ心配には及びませぬ。
ニコ :(ええぇい!!
朕は流氷が見たいのじゃ、そこを察せぬか。
鈍い奴め!!)

アレク:しかしにょう、最近は南のおばちゃんも大人しくて退屈じゃにょう。
でな、爺。
わしとしてはまず彼の共和国に行って中華街に行ってみたいにょじゃ。

侍従 :殿下!!
そのなりで行った暁には大問題でございます。
今一度、ご再考頂きますよう。
よろしいな!!
アレク:う、うにゅ~...。

フレイ:妾は、あの南の女王に会ってガチしたいのぢゃ!!

侍従 :齢の功で若輩者の女神様にはまだまだ彼の女王には敵いませぬ。
お考え直しください!!
今、雪まつり真っ最中。
そろそろまたどっか行きたくなってきた。
流氷でも見に行って来ようかなぁ。
ジョゼ:侍従のおじにゃん。
あたしがしっかり宮殿を守ってるなのよ。
思い切って給仕係のおばにゃんと行ってくるがいいなのよ。

侍従 :嗚呼、お嬢様。
何と心お優しい(涙)。
やっぱりニコライブルクの要はジョゼフィンあってこそなのである。
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