ニコライブルク 花見の季節は儚くて
しかも夜桜を楽しもうとすれば相当な覚悟を持って酒をかっ喰らわなければとても寒さに耐えられるものではない。
時間は先々日に遡る。
ニコ :侍従よ。

侍従 :はっ。
ニコ :ニコライブルクモエレ沼公園に行き桜の様子を視察してくるがよい。

侍従 :ははっ。
ニコ :おぉ、そうじゃ。
小侍従も一緒に伴ってやるがよいぞ。

侍従 :陛下のお気遣い。
痛み入りまする。
と、言う訳でニコライ宮殿と大侍従の館からすぐのモエレ沼公園の桜を弟と見に行った。
こんな感じである。
(いやぁ、写真の撮り方のセンスが無くてねぇ^^;)




そのあと、その公園の隣にあるサッポロさとらんどと言う場所を散歩する。
ここは札幌市の農業試験場兼市民に開放された農業体験ができる公園である。
(大体広さは7丁ほど(1丁:3000坪))

もとはと言えば東の皇太后(侍従の母)の姉が嫁いだ家の一族が所有する大牧場であった場所である。
公園内を一周する馬車にも乗れる(確か有料)。

不幸にも先祖に畑を残してもらえなかった人達のために申し込みをすると抽選で当たれば畑を貸してくれる。
秋に農作物を収穫することも可能である。





モエレ沼公園もそうだがこのサッポロさとらんども散歩はジョギングにはもってこいの場所である。
(但しサッポロさとらんどはペットの入園は禁止である)
しかしこんなものに数億円もかけるもんだからこの街はいざという時には金が無いのだが...。
そんなこんなで気が向いたので農務尚書の家に行くと、苗の移植作業が天候のため行えず苦節を噛み殺したような顔をした農務尚書と農務次官が畑に出ていた。

表面は乾いているように見えて掘ってみるとまだ土が乾かず畑が耕せないと言う。
苗は伸び放題、畑が耕せず苗も移植できない。
今年は凶作だなぁ。
ニコ :女神を怒らせたのはまずかったのう、侍従。

左様でございますな、陛下。
フレイヤ女神を怒らせた侍従の責任大である。
シベリア行きか?
いや、天気が続けば結局は畑と言う名のシベリア行きは決定であるが....。
ポチっとされたし

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