フレイヤ 遂に重い腰を上げる
アースガルトではもちろんのこと巨人族がいるヨーツンヘイムからも是非嫁にと引っ張りだこの存在である。
なので我がままいっぱい、夢いっぱい。
気分次第でなんでもありの自由放漫の女神である。
が、流石にここまで来ると大人げないと思ったフレイヤ女神。
雨乞いを切望する侍従の懇願に対し遂に重い腰を上げた次第である。
フレイ:ぢぢゅう、もそっとそこを強めに。

侍従 :女神様ぁ。
もういい加減気温を上げてまとまった雨を降らせて下さいまし。
フレイ:ぢぢゅう、もそっとそこ左ぢゃ。

侍従 :あ、はい。
ここでございましょうや?
いや、そうではなく、雨でございます。あ・め・!!
フレイ:ちっ。
うるさいのう。

フレイ:万能たる大神オーディンよ。
明日こそはこのニコライブルクにまとまった雨を降らせ給え。

フレイ:大神オーディンよ。
聞こえたか?

フレイ:大神オーディン、聞いておるか?

侍従 :女神様。
そんなんで大丈夫なのでございましょうや?
フレイ:何と言っても猫の姿を借りて降臨してしまったからのう。
果たして大神オーディンも気づいてくれるかどうか...。

全く、あてにならない女神である。
ポチっとされたし

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