ニコライブルク 例外なく終戦記念日を迎える
ネコブログではあるが、今回はちょっと旅行記の続きは置いといて、またくだくだと能書きを垂れることにする。
毎年書いていることだが、今年もまたあの無謀な戦争で多大な犠牲をもって終わった日から66年が経過した。
侍従はその年から21年後に生まれている。
侍従は兵隊に取られた年寄りたちの中で育ったので当時の経験した者たちの生の声を聞いて成長できたのは幸いなことであると思っている。
中でも大侍従の故郷(内地ね)には身内に陸軍士官学校出の爺様と話をする時には大変考えさせられるものがある。
何と言っても人種間戦争が最も悲惨を極めるとよく言われる。
お互いの容姿が違うので相手を人間とみなさなくなることが一番恐ろしいことだとういう。
結局のところ、命の恐怖と悲惨さと悲しい事実があるので戦争をしてはならないと話してくれるのだが、ではどうしてこういう戦争が起こってしまったのかと問うと誰も明確なことは答えを述べた年寄り達は侍従の前にはまだいない。
戦争を行っている最中に教育されてきた世代である。
悲惨な目にはあっているが、戦争を行う本当の理由を教育されていないのであるから無理もない。
たぶん、戦争が起こる理由と我が国が決して国益を損じることなくその再発の防止するための方策をしっかり考え、それに伴う外交手腕の向上に磨きをかけるのが今のこの安全な状態の国に生きる我々世代の使命なのだ。
これが望まぬとも召集されビルマの奥地で無念ながらも朽ち果ててしまった大侍従の父つまり侍従の祖父に対する供養であると考えるのである。
ただ一つ、当時の状況も知らずまた命の危険もない状態でわかったような口をきき、良き国になると信じて心ならずとも無念のうちに命を落として行った多くの方々を批判、罵倒する者に対しては侍従はどうしても軽蔑を禁じえない。
逆に廃墟の国土から復興させた世代の方々の努力と苦労には称賛を余すことなく贈るものである。
故に感情論ばかりに走り、過去の歴史と言う考察を蔑にする者はどんなに善人面をしたところでその将来は必ず同じ過ちを繰り返すのだ。
アレク:にょう、爺。
秋の収穫期が終わるころの2重王国侵攻の件じゃがにょう。

侍従 :えぇい、皇太子殿下!!
今までのこの爺の話、何をきいておったのでございますか!!
己の欲求で戦争の火を起こすなと言ったことをまだわかりませぬか!!
アレク:う、うにゅう...。

結局、宗教的狂信および独裁政権ならびに独裁者を生み出してしまう程度の低い民度の国がある限り人類の歴史上戦争は決してなくなることはないのである。
ポチっとされたし

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