ジョゼフィン 4回目の誕生日で今までを振り返る
今生きているその日から遡って(人によっては数十年前)生まれた日のことを祝うものである。
昨日はジョゼフィンが4年前にこの世に生を受けた日である。
そんなジョゼフィンから...。。
みにゃさん、こんにちは。
あたしジョゼフィンなのよ。

昨日はあたしの4回目の誕生日だったなのよ。

いま思えばこの4年間...。

生まれてから数カ月でママンとは引き離されて奉公に出され、この宮廷に皇帝のお兄にゃんのお世話係として登第したなのよ。

最初は辛かったなのよ。
皇帝のお兄にゃんには毛繕いが下手だのもっと上手くなれだのよくシバかれたものなのよ。

甘ったれの皇帝のお兄にゃんの傍にはいつもいなきゃならなかったしなのよ。

でもね、この帝国は才覚と努力があればあたしのような平民の生まれでも社会的地位の高い身分に成り上がることができるなのよ!!

最初は侍従のおじにゃん相手に非合法だったけどボッタクリバーで資モフモフを貯めたなのよ。

その資モフモフで今度はこれも非合法だったけど闇貸モフモフ業で情け容赦なく侍従のおじにゃんからトイチで取りたてたなのよ。

心を鬼にしてその鬼のように取り立てて行った結果、あたしは帝国内でも有数の大富豪になったなのよ。

そんな折、これまた侍従のおじにゃんが豊作祈願のため女神様をつれてきたもんだからあたしは皇帝のおにいにゃんとお世話と女神様の教育係とか本業などでそりゃ目も回るような忙しさだったなのよ。

しかもその時期、こともあろうに外国からの干渉が起こったもんだからさあ大変だったなのよ。
今は2重王国と呼ばれているあの王国のことなのよ。

当時は一触即発の宣戦布告一歩手前の時に皇帝のお兄にゃんから帝国宰相の地位を任命されて戦争回避交渉までさせられてしまうとは夢にも思わなかったなのよっ。

いま思えば向こうの宰相が聡明なまこと宰相閣下で本当によかったなのよ。
(女王は別としても...)

で、やれやれこれで一息と思いきや今度は大晦日のすったもんだの時にあの皇太子殿下を給仕係のおばにゃんがお連れになったお陰でまたあたしは大忙しなのよ。
今度は皇太子殿下の教育係までやんなきゃならなくなっちゃったじゃないのよ。

この皇太子殿下。
本当に好戦的だから情報屋に振り回されて仮想敵国の侵略構想を抑え込むのに一苦労なのよっ。

帝国陸軍士官学校が創成されてから今度は今までの肩書に憲兵総監まで侍従のおじにゃんから依頼されるしなのよ。

もぉ~、日々寝る間もなく大忙しでネコの手も借りたいって言うのはこういうことだったなのねなのよっ。

それだもの血尿もでるってもんだわなのよっ!!

でもねなのよ。
昨日はあたしの誕生日なのにこともあろうに侍従のおじにゃんったらあたしの店じゃなくて他の店に飲みに行きやがったなのよっ!!

嗚呼、この先まだまだ多忙の日が続くなのよ...。
あたしの片腕が誰か来てくれたらなのよ...。

嗚呼、ジョゼフィンよ。
これはこの宮廷に登第せし平民の務め。
この帝国もニコライ皇帝陛下の威光もフレイヤ女神の豊穣力もアレクセイ皇太子殿下の暴走を抑え込むのもお前がいて初めて繁栄を維持できるのだ。
政治体制、経済制度に関わらず平民の苦労と努力と活躍があって国家が繁栄するのだから。
ポチっとされたし

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