侍従 遂に裁かれる(司法判決兼刑事処分編)
それが大人と言うものである。
侍従 :ただいま戻りましてございます、陛下。
ニコ :おぉ、戻ったか侍従。

ニコ :して、処分は如何様に行われたのじゃ?
申してみよ。

と、言う訳で行ってきたのがここ。

札幌簡易裁判所。
ここの地下1階には交通行政及び刑事処分に値する者達のために手続きを行うフロアがある。
そのフロアには①~⑤と銘打たれた窓口と部屋が存在する。
そのうちの①の窓口及び部屋は道警の管轄、他の窓口及び部屋は検察の管轄である。
まず①の窓口に赤切符を提出すると間もなく①の窓口の部屋に呼び出され、そこにいる道警の警察官(と言っても身なりは普通の公務員)に当初の違反内容を確認される。
警察官:侍従殿、××月〇〇日に▽△付近で制限速度40㎞のところ、31㎞超過の速
度違反に相違ないな!!
侍従 :はい、全く相違ございません。
警察官:では、②窓口の部屋より呼び出されるのでそれまで待合室で待たれよ。
と、言うことで処分の受付が完了し、次は②の窓口の部屋(こっから検察)に呼び出される。
対応する検察官に①で訊かれたことに対し、再度違反内容を確認される。
(対応する検察官は状況確認の前に一応にこちらの権利を唱えたのち違反状況の確認を行う)
検察官:侍従殿。
あなたには黙秘権がある。答えたくないことは答えなくていい権利があるので
その場合は行使して何ら問題ない。
さて、侍従殿。
××月〇〇日に▽△付近で制限速度40㎞のところ、31㎞超過の速度違反に相
違あるまいな!!
侍従 :全く相違ございません。
検察官:ふむふむ、調書によると制限速度40㎞の道路を法定速度の道路と思い込み、
31㎞超過とあるな。
法定速度であれば11㎞程度のオーバーか...。
侍従 :私が標識を見落としていたのがことの発端にございます。
検察官:なるほど、殊勝であるな。
さて、侍従殿。
そなたは略式裁判で済ませることに同意しているが、それでよろしいな。
侍従 :はい。
そのようにお取り計らい下さいますよう。
検察官が言うには略式裁判になるとこの取調べ後、書類は奥の部屋にいる判事に送られ、そこで罰金額を決定し、徴収すると言う処分になる。
もちろん中には全面的に争うといった者がたまぁにいるらしい。
検察官:あ、そうそう。
侍従殿の運転免許証をここで返却する。
侍従 :ははっ。
確かに受け取りましてございます。
検察官:では侍従殿。
しばし待合室で待たれよ。
次は③の窓口から罰金額を記載された赤切符を受け取られよ。
暫し待つこと十数分。
名前を呼ばれ、その罰金額が記載された赤切符が③の窓口より渡される。

而して直ちに④の窓口にて罰金を納めることとなる。
会計官:侍従殿。
罰金額は¥40,000である。
侍従 :ここに用意してございます。
(お?このねーちゃん可愛いじゃん^-^)
会計官:ひぃふぅみぃよぉ、確かに。
では、隣の窓口にて領収書を受け取られよ。
侍従 :ははっ。

これで、全ての手続きは完了、無罪放免である。
だが、この④の窓口にて罰金額が払えない者は必ず存在する。
大方の場合は20代のちゃらちゃらした若者が多いように見受けられる。
(仕事ないんだろうなぁ...。)
すると、どうなるか。
ここで⑤の部屋の登場である。
奥にある⑤の部屋に各個人毎に呼び出され...。
違反者:お代官様、お願ぇですだ。
来月、いや、給料日まで待ってくだせぇ。
いや、せめて月いちの分割でお支払いさせて頂く訳には...。
検察官:あぁ~ん?
聞こえんなぁなのよっ!!
耳揃えて払えない者は、再度起訴されてムショに入ってもらうなのよっ!!
と、彼等がどうなるのかは、さっさと罰金を払って裁判所をあとにした侍従には預かり知らぬことである。
ニコ :そうか、なんとか¥40,000でこと済んだか。

侍従 :¥80,000は覚悟しておりましたが半額で済みました。
初犯と言うこともあって穏便にお上のお情けがあったのでございましょう。
ニコ :して罰金を払えない者はどうなるかのう。

侍従 :さぁ、シベリア送りになるのではありませぬか?
(全く人ごとである^▽^;)
※:赤切符の主文には
「被告人を罰金××,×××円に処する。
これを完納することができないときは金5,000円を1日に換算した期間
(端数は1日に換算する)被告人を労役場に留置する。
第1項の金額を仮に納付することを命ずる」
と、あるので⑤に行く奴らは自動的には留置場送りになるのだろうか。
(何か救済措置はあるのだろうけれども)
兎にも角にも罰金も払えないでスピード違反をする奴は車なぞ運転してはならないのである。
って言うか、自分も含めて違反するような走り方をする奴自体、車なぞ運転してはならないのであろうが...(T▽T)。
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