侍従 組屋敷の敷居をまたぐ(2日目後編(ベランダ組編))
17世紀から18世紀にかけてスペイン・ポルトガルは海洋進出を果たし、アジアならびに新大陸に対し圧倒的な軍事力と免疫力の無いその土地の住民に疫病を蔓延させ、やがては壊滅させたのち資源の収奪と売買のために奴隷の確保をやりたい放題に行った。
だが、いきなり武力で攻め込むと言うことはない。
最初は如何にも土地の有力者に友好と贈収賄で懐柔し、その土地の有力者同士の対立を煽り抗争させつつ両者が衰退したところで実質支配を目論むのは植民地政策の第一歩である。
かくして19世紀当時人口500万人の英国が人口2億人のインドを支配できたのはこの政策があってこそなのである。
そんな訳で(なにが^▽^;)、ANKO邸を後にした南と北の使節団。
今度は道路を挟んですぐそばのTam様のベランダ組屋敷に向かう。
(いや、ほんと近いぞ)
そのような訳でお邪魔しまぁ~す。

警戒しつつも一向を出迎えるチビッこすけ様。

ネコ好きであるがゆえに早速こうなる。

狙いを定めるTarassaco嬢。
その模様を撮影するANKO様。
(さらにそれを撮影する侍従)

嗚呼、Tara様。
今度はあんたが匍匐前進かよ。

見事チビっこすけ様をゲットしてどや顔のTarassaco嬢。

侍従 :で、早速通商講和の件についてなのですが...。

侍従 :我が帝国としましては....。

侍従 :左様ですか。
では、組長親分にお会いできますかな。

と、言いつつもTam様の懸命の説得によりなんとかタムすけ様の謁見を許された侍従。

侍従 :いや、噂で聞いたのですが、なにやらエンガワーノフとか出窓組とかと
抗争をされているとか何とか...。

侍従 :ここはひとつどうでしょう。
ニコライブルク帝国がベランダ組を全面的に支援させては頂けませんで
しょうか。

侍従 :これは寛大なる我が主君ニコライ皇帝陛下の御意でもございまして。

侍従 :さすればこのハマの地。
全てはベランダ組のタムすけ親分の縄張りになりますし思いのままでござい
ますれば如何にございましょう。

侍従 :いえ、私どもの者達がこの地に立ち寄った時、水の補給、食糧の補給および
ちょっと間だけ駐屯あ、いやいや、宿泊させて頂ければそれでよいのでござ
います。

侍従 :もちろん、大豊作の暁には札幌黄の租借領もだせるやもしれませぬよ。
如何にございましょう?

侍従 :良いお答えを期待しておりますよ。

よし。
取りあえず第1段階は完了だ。
ここまでできれば上々である。
で、手打ちと言うことで中華街で食事会をしようとなり早速お店を検討するTam様とTam旦那様。
(ついでにチビッこすけ様も)

ANKO様も検討し、早速中華街に繰り出すのだが...。

波乱の中華街編に続く。
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