ニコライブルクの物語
フレイヤ 嗚呼、大きな勘違い
だが、冬の季節、北千島まで到達したこの程度の低気圧は日常茶飯事。
このあおりを受けてニコライブルク全島はえらい暴風雪にさらされるのは年中行事である。
侍従が内地は温室と揶揄する理由がここにある。
侍従 :女神様、女神様ぁ!!
フレイ:なんぢゃ、ぢぢゅう!!

侍従 :天候を大荒れにして畑仕事を遅らせてくれと言ったではありませんか!!
フレイ:ぢゃから、ちゃぁんと天候を荒らしておるではないか。

侍従 :だからと言って、雨降らしてどうするんですか!!
雪が融けて畑仕事が早まってしまうではありませぬか!!
フレイ:やれやれ、全く面倒くさい奴ぢゃのう。

アレク:よかったにょう、兄上。
これで爺が画策する雪中行軍訓練は滅びたにょじゃ。

ニコ :この時ばかりは、女神に感謝じゃのう。

ジョゼ:いい加減、諦めるなのよっ!!
侍従のおじにゃん!!

フレイ:大神オーディンよ、降らせて欲しいのは雨ぢゃなく雪なんぢゃと。

(交信中)
叔父とその倅たる従兄弟達は日々の天気に一喜一憂である。
(そら、そうだよなぁ)
ポチっとされたし

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