侍従 またしても愚痴る
我らが宰相が組閣を行った。
その閣僚の中には防大上がりの方が防衛大臣に任命されたそうな。
しかもこの方は国民から信任を受けた議員ではない。
新聞マスコミはこの件に関して躾けの出来ていない犬のように吠えまくっているようであるが侍従から言わせればやっと適材適所の者が就いたと言う感が強い。
果たして国民の信任を得ていない者が、しかも防大上がりの者が防衛大臣と言うことにシビリアンコントロールと言う政体上、問題があると騒いでいるようだが、実はこの件もさることながらもっと大きな問題が内在しているのである。
なぜこのようなことになったかと言えば消費税増税を通したい野田内閣が自民党に近い人間を据えることもあるが一番大きな問題は国民の信任を得て防衛大臣のみならず関係各省の大臣の任に就く者が著しく能力が劣っていると言うことである。
しかしもっと大きな懸念はそのような者達を信任投票した有権者こそが最も責任が重いのだ。
とは、言ってもできの悪い立候補者の中からそれでもまだましだろうと言う奴に投票するしかないのはこの政治制度の限界でもある。
そのような八方ふさがりになった時にその問題を根本から全て解決するキラ星の如く現れる救世主が必ず登場する。
(後世ではその者を独裁者と呼ぶのであるが)
その者はカリスマ性とその強力な指導力で国家の問題をことごとく解決し、民衆からは英雄のように扱われる。
が、人間である限りたった一人の者が全ての善政を敷き続けることは不可能なのだ。
なぜならば人間には必ず生まれ持った欲望と言うものがある。
その欲望がやがては民衆を不幸にし、己の権力を維持するために民衆を犠牲にして巻き込んでいくのは隣国ならびに過去の歴史を見れば明確である。
結局はその独裁に辟易し、民主政治を立て直し、民主政治が腐敗してくるとまた独裁政治に戻ると言う繰り返しなのだろう。
ニコ :侍従、言うだけ言って気が済んだか?

あぁ、すっきりしねぇ。
ポチっとされたし

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ところで、話は数日前に戻るが慰問品がニコライブルクに届いた。
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