撫子 今年最後の大仕事
ニコライ宮廷の面々には、毎年のクリスマスイヴに自国臣民(にゃん)のみならず、全国のニャンズ達、ならびに種族を問わずその生きもの達に夢と希望を与えるために冬の寒空を駆け巡る務めがある。
さて、毎年クリスマスイヴに使用するクロネコヤマト号。
その外見はかなりくたびれてきてはいるがこれを操縦するには相当な技量を要する。
現在のところ操縦ライセンスはニコライ・ジョゼフィンのみである。
今年は、本来その任を機械音痴のアレクセイ皇太子殿下にかわり、撫子がその大任を全うするのだが...。
ニコ :平民、本当に移民で大丈夫なんじゃろうのう。

ジョゼ:しっかり仕込んだなのよ。
安心するなのよ。

アレク:心配じゃにょう。
平民、本当に移民如きが操縦出来るにょか?

ジョゼ:ばっちりですなのよ。

アレク:わしにょう、今年はパスしたいにょじゃがにょう...。

ジョゼ:だめですなのよ!!(ピシャリ)

撫子 :うわぁ...これを操縦するのかぁ...。

撫子 :なるほどぉ、こういう仕組みなんだぁ...。

撫子 :重力制御装置良し。

撫子 :時空航法制御装置良し。

撫子 :爆撃照準器良しと。
(でもこれは今回何に使うんだろう...)

フレイ:今年妾は、連結車に乗りこまされるのか...。

ジョゼ:大にゃん数なので仕方がありませんなのよ。

ジョゼ:準備はできた?なのよ。

撫子 :はい、おっしょさん。
ニコ :では、参るか。

ジョゼ:ちょっと待つなのよ。その前に。

フレイ:ぢぢゅう!!メシ!!

あ、はいはい、ただいま。

腹ごしらえも済み、今年も皆に夢と希望と屈強な意思のプレゼントを持って出発するニコライ宮廷の面々なのであった。
各位、メリークリスマス。
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ジョゼフィンが腐心して皆と一緒に出発した頃、侍従と給仕係は...。
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